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春のIT展示会 レビュー

アドビ システムズ Cloud Days 2018レビュー

CLOUDDAYS2018

アドビ システムズ
文書ワークフローのデジタル化で
実現する業務効率化と優れた顧客体験

働き方改革への対応や業務効率改善のために、クラウドの活用が重要となってきている。では、クラウドをどのように活用し、何から手をつければよいのだろうか。アドビ システムズの北川和彦氏は、デジタル変革に貢献するクラウドソリューションを紹介する。

北川 和彦 氏
アドビ システムズ 株式会社
マーケティング本部 Document Cloudマーケティング 執行役員
北川 和彦 氏

 アドビ システムズの北川和彦氏は、日本の労働生産性がG7主要国中最下位で、OECD加盟35カ国中20位であることを示し、効率よく生産性の高い仕事を行って企業競争力や国際競争力を上げるためには、クラウドの活用が不可欠であると説く。

 では、どこからクラウド活用に着手していけばいいのだろうか。北川氏は、「文書のワークフローから取り組んでみることです」と勧めている。

 ある調査によれば、紙の書類に依存するビジネスプロセスは77%もあり、文書業務に費やしている時間は全体の3分の1になるという。紙での作業は、検索や処理に手間がかかるため、デジタル化してこの時間を半分にするだけでも丸1日の業務時間が空き、付加価値の高い業務を行えるというのだ。

文書プロセスを100%デジタル化

 文書のデジタル化に有効なソリューションとして北川氏は、「Adobe Document Cloud」を紹介する。Document Cloudは、世界標準フォーマットであるPDFをベースに、モバイルやデスクトップで文書プロセスを100%デジタル化できるプラットフォームだ。PDFのパワーを最大限に活用できる「Acrobat Pro DC」、モバイル環境でPDFを利用できる「Acrobat DC Mobile」、スマートデバイスの無料アプリとして提供されて印刷された紙のみならず、ホワイドボードやチラシ、パッケージ情報などあらゆるテキスト情報をスキャンしてデータ化できる「Adobe Scan」、電子サインのプラットフォームである「Adobe Sign」で構成されている。

 国内の大手人材派遣会社では、取引先との契約書類が紙ベースで時間がかかり、郵送ミスなどの予期しない問題などが発生するという課題を抱えていたが、Adobe Signを導入することによって、署名や発注書受領のサインなどのプロセスをクラウド上で行えるようになり、数日かかっていた契約業務が数時間に短縮され、印紙代などのコストを削減できたという。また、海外の老舗大手銀行では、学生向けの口座開設やローン開設をAdobe Signを使ったモバイルアプリから行えるようにし、クラウド上で承認できる仕組みによって、25%増の成約率と95%の顧客満足度を得て、11日かかっていた契約を2日に短縮できたという。

 「Document Cloudは、業務効率化だけでなく顧客満足度も上げられるソリューション」と話す北川氏は、Acrobatだけが標準規格であるISO 32000-1に100%準拠し、信頼性の高いPDFを作成できて、セキュリティも担保できることも示した。

Adobe Document Cloud
Adobe Document Cloudは、信頼性の高いPDFを使ってクラウド上で文書プロセスをデジタル化できる
Adobe Document Cloud
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