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春のIT展示会 レビュー

FPTジャパン Cloud Days 2018レビュー

FPTジャパン
開発工数や管理上の課題を解決し
進化するAIのプラットフォーム

ベトナム最大手のIT企業であるFPTは、AIやIoTなどのアプリケーション開発の工数や管理の負荷軽減を支援するFPT独自開発のデジタルプラットフォーム製品「akaminds(アカマインズ)」を提供。必要な機能をモジュール化したアーキテクチャーや、AIを使った映像検索での適用事例を紹介した。

トラン・ドク・トリ・クァン 氏
FPTジャパン株式会社
デジタルトランスフォーメーション本部 クラウド推進部 部長
トラン・ドク・トリ・クァン 氏

 講演の冒頭、FPTジャパンのトラン・ドク・トリ・クァン氏は、進化し続けるAIのキーファクターであるIoTデータ、AI モデル、アプリケーションについて解説した。そして「進化し続けるAIの開発では、多くの開発工数や管理上の負荷がかかる課題があり、開発を支援するフレームワークが必要です」と指摘。開発や管理に必要な機能をモジュールで提供するFPT独自開発のデジタルプラットフォーム製品「akaminds」を紹介した。

 開発コスト削減に役立つモジュールとして、受信ハブなどのコネクティビティーを備えるIoTをはじめ、機械学習や深層学習モデル構築エンジンなどAIを活用したデータ解析、データウエアハウスによるビッグデータなどがある。また「管理ポータルなどの管理基盤や、API管理などのエコシステムのモジュールを用意し、管理負荷の軽減が可能です」とクァン氏はakamindsのアーキテクチャーを説明した。

デジタルプラットフォーム製品「akaminds」のアーキテクチャー
すべての必要なモジュールがパッケージ化され、迅速で効率的な開発を支援する
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akamindsのAIエンジンを活用

中尾 雅俊 氏
パナソニック
ソリューションテクノロジー
株式会社
データアナリティクス部
データアナリティクス企画課
主事
中尾 雅俊 氏

 続いて、パナソニック ソリューションテクノロジーの中尾雅俊氏がakamindsの適用事例として「映像アノテーションシステム」を解説した。これは、検索したい要素をあらかじめ設定しておき、映像内に含まれるそれらの要素をAIの深層学習を使って自動認識させるシステムだ。画像認識の結果は、時間とキーワードをひも付けてインデックスデータを作成した後、データベースに取り込まれ、キーワード検索で特定のシーンを取り出せる。膨大な映像コンテンツの中から必要な映像を素早く取り出し、素材編集作業を効率化したい放送業界などで注目されている。

 「akamindsを利用することにより、我々は映像を管理・検索するデータベースの開発などに注力できます」と中尾氏は導入効果を説明。両社はタッグを組み、akamindsを活用した映像ソリューションを提供していくという。

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