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春のIT展示会 レビュー

AIを活用!今あるべきセキュリティー対策

日本IBM
組織全体のセキュリティー対策を
AIやクラウドを基盤に統合管理

IoTへの攻撃など、高度化する脅威に対して、企業ではインシデント対応、スキル、組織体制の三つの領域で課題を抱えているという。その解決策として日本IBMは、個別のセキュリティー対策ではなく、AIとクラウドを駆使したセキュリティー・オーケストレーションという考え方で組織全体を統合管理するインテリジェントなシステムを提案する。

セキュリティー対策の弱点となるインシデントやスキルの問題

日本アイ・ビー・エム
IBMセキュリティー事業本部
セキュリティー・システムズ事業部
セキュリティー・インテリジェンス営業部
中田 太氏

 IBMのセキュリティー研究開発チーム、X-Forceでは、2018年におけるサイバーセキュリティーの動向を予測。攻撃する側も守る側もAIという高度なテクノロジーを駆使する「AI対AI」や、社会インフラとなる「IoTへの攻撃」、個人情報が悪用される「アイデンティティーの危機」などを脅威に挙げる。

 様々なセキュリティーの脅威に対し、企業ではエンドポイント対策をはじめ、ネットワーク、アプリケーション、データ保護、ID・アクセス管理など、様々なセキュリティー対策を既に講じている。だが、「これまでのセキュリティー対策の問題は、それぞれの対策が連携しておらず、個別の対策になっていることです。インシデント対応、スキル、組織体制に集約される企業側の課題を解決するためには、個別の対策ではなく、統合管理されたインテリジェントなセキュリティー免疫システムが必要です」と日本IBMの中田太氏は強調する。

 人間の体には免疫が備わり、外部からのウイルス菌などの侵入から防御する働きがある。同様に、外部・内部のセキュリティーの脅威から組織全体を防御するためには統合化されたシステムが必要になる。免疫システムを構成する様々な機器でどんなインシデントが起こっているのか、全体を統合的に管理、把握することが適切な対策を講じる上で欠かせないからだ。