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春のIT展示会 レビュー

SAPジャパン Cloud Days 2018レビュー

CLOUDDAYS2018

SAPジャパン
機械学習を使って経営情報を分析
インサイトをデジタル化に役立てる

デジタルトランスフォーメーションの源泉となるのは、情報から導き出されるインサイト。そのインサイトを機械学習ベースで提供するのが、「SAP Analytics Cloud」だ。3大機能はBI、プランニング、プレディクティブ。経営層向けのデジタル会議アプリケーションも含まれている。

高橋 正樹 氏
SAPジャパン株式会社
ビジネスアナリティクス事業本部 シニアビジネスデベロップメント
高橋 正樹 氏

 SAPはERPパッケージの会社として世界中に知られているが、最近は、機械学習を利用したアナリティクスのクラウドサービス、「SAP Analytics Cloud」にも力を注いでいる。SAPジャパンの高橋正樹氏は、経営情報の中からどのようにインサイトを得てデジタルトランスフォーメーションにつなげるかを論じた。

 高橋氏は、まず、デジタルトランスフォーメーションは情報からインサイトを得て行動することによって可能になると指摘。SAP Analytics Cloudの3大機能であるBI(分析)、プランニング(計画)、プレディクティブ(予測)によって、企業内のデータから有益なインサイトを導き出せると強調した。

 例えば、BIでは、企業に蓄積されているデータを直感的なユーザーインタフェースを使って分析。機械学習を応用することによって、関連情報を自動的に表示する「スマートインサイト」やデータの中から隠された構造や関係を発見する「スマートディスカバリー」などの高度な分析を容易に利用することも可能になった。

 また、プランニングでは、機械学習による時系列予測が予算などの計画策定に活躍。計画の枠組みを自動生成するウィザードや数量・金額を案分・配賦する機能も用意されているので、誰でも容易に計画業務をスタートさせることができる。

デジタル会議アプリで経営判断

 セッションでは、SAP Analytics Cloudの具体的な使い方を示す動画でのデモンストレーションも行われた。シナリオは、企業に保管されているデータを基に、「今後売上金額がどれだけ増減するか」「金額に影響を及ぼす要因は何か」をSAP Analytics Cloudを使って分析・予測するというもの。

 SAP Analytics Cloudでの操作と結果表示は、すべて見やすい画面上で行われる。まずは、対象とするデータを指定して内容を確認し、時系列のグラフに加工。金額に影響を及ぼす要因をインフルエンサー分析で調べたり、複数の要因が金額にどう影響を及ぼしているかをクロス解析のヒートマップで確認したりする。シミュレーションをかければ、将来の値も高い精度で予測可能だ。

 このほか、SAP Analytics Cloudに含まれる「SAP Digital Boardroom」というアプリを使えば、重要業績指標(KPI)などのリアルタイムの数値を役員会議室の画面に表示するのもたやすい。

 なお、BI機能だけに限定されるものの、SAP Analytics Cloudには30日間のお試しトライアル環境も用意されている。

SAP Analytics Cloudの特長
あらゆるデータから経営に必要なインサイトを創出する
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