教育現場におけるICT導入は段階的導入がソリューションに 教育現場におけるICT導入は段階的導入がソリューションに

文科省推奨の段階的導入とキーボードの重要性文科省推奨の段階的導入とキーボードの重要性

2017年12月に文部科学省が発表した「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度)」は、その前年に発表された「普通教室のICT環境整備のステップ」とともに、教育現場におけるICT環境整備を4つのStageに分け、段階的な導入を推進している。文科省によれば、次期学習指導要領実施に必要なICT環境はStage3で、無線LAN環境、電子黒板に加え、授業時に1人1台のタブレット、あるいは2in1PCがそろった環境が推奨されている。

では、教育現場へのタブレット、2in1PCの導入はどこまで進んでいるのか? Dynabook㈱の文教担当・西出氏に現状を伺った。

「Stage3(学びのスタイルにより1人1台可動式PCを利用)に到達している自治体は、まだ少ないのが現状ですが、ここ1年で導入端末の構成に変化を感じています。文科省がキーボード入力の重要性を提唱されたことや、来年度の『全国学力・学習状況調査』で、中学校の英語『話すこと』調査がコンピューターで実施されるなどの背景があり、新規や追加でICT機器を導入される場合、キーボード付きのタブレットや2in1PCを選ばれる学校が増えてきています」(西出氏)。

2in1 PCの教育現場におけるメリットとは?2in1 PCの教育現場におけるメリットとは?

文部科学省の提唱を受け、教育現場におけるキーボードの重要性に関心が集まる中、タブレットとしてもノートPCとしても使える2in1PCがクローズアップされている。自分の考えや思いついたアイデアを瞬時に入力するブラインドタッチの訓練はもちろん、来年度より実施予定のCBT対策にもキーボードは不可欠だ。また、ICT環境を最大限生かすために、教員が職員室用PCと授業用タブレットの2台持ちを求められる中、職員室ではノートPCとして効率的な教材作成を行い、授業にはタブレットとして持参できる2in1PCであれば、1台2役で使えるメリットもある。

段階的導入が授業改革を推進段階的導入が授業改革を推進

また、既に導入している教育委員会や学校からは、文科省が推奨しているICT環境の段階的導入のStageが上がるにつれて、2020年度から実施される「新学習指導要領」の主体的・対話的で深い学びを実現できているとの声を聞いている。さらに双方向授業を実現するためにはタブレット、あるいは2in1PCが児童生徒側でも使える環境があった方が良いようだ。「グループに1台だとしても、タブレットの導入は、双方向授業の実現の第一歩だと思います。ですが、一斉学習・協働学習・個別学習のすべてを実現するには、少なくともStage3の環境を推奨します」(西出氏)。

dynabook D83は、なぜ教育現場に最適なのか?dynabook D83は、なぜ教育現場に最適なのか?

Dynabook㈱
国内事業統括部 国内B2B営業本部文教営業部
(左から)主査・河村健氏、販売主任・高橋啓子氏、西出氏

昨秋発売された2in1PC「dynabook D83」は、タブレットとしても、ノートPCとしても高性能で、教育現場における1台2役に最適だという。「高性能CPUや大容量メモリーといったスペックに加えて、ICT環境の整備が不十分な学校にPC・タブレットを導入する場合には、充実したインターフェースも必要になります」。そう語るのは、Dynabook㈱の文教担当・高橋啓子氏だ。「教育現場の特性を考慮して、『dynabook D83』には有線LANポートとアナログRGBポートを採用しました。無線LANが未整備の教室や職員室では有線LANを使用し、古いタイプのプロジェクターはRGBで接続する、変換アダプターを使うことなく、既存のICT機器を有効活用できるのです」。教育現場への配慮は、キーボードの設計にも感じられる。キーピッチは19㎜のフルサイズが確保され、キーストロークも深め、ミスタッチが減るようにキートップはわずかにへこませた形状を採用。他にも、教育現場にふさわしい軽量性、堅牢性、長時間バッテリーを兼ね備えているが、特に堅牢性については、「米国国防総省制定のMIL規格にも対応しています。故障の最大の原因である『落下』に備えて堅牢性を高めることに注力しました」と、同社文教担当・河村健氏も胸を張る。