進化する富士通のキャンパスPC

「UHシリーズ」の長所を継承しつつ時代の変化に合わせて進化

 総重量約698g。13.3型ノートPCで驚異の軽量性を実現した「LIFEBOOK UH-X/C3」の発売から7ヵ月後の2019年7月。今度は、折りたためばタブレット端末にもなる2 in 1 で、タッチペン内蔵の多機能モデル「LIFEBOOK UH95/D3」が登場した。

 「実際に手に取っていただければ、従来のノートPCに比べて、明らかに軽いことが実感できると思います」。そう語るのは、富士通株式会社・文教ビジネス推進統括部・大学ビジネス推進部 部長の寺下一欣氏だ。

 「UHシリーズ キャンパスPC」はもともと、①軽量・薄型で携帯しやすい②堅牢で衝撃に強く壊れにくい③長時間駆動バッテリー搭載④充実したインターフェイス搭載⑤充実のサポート体制などが評価され、大学生に人気の高いモデルだった。今回の「UH95/D3」は、その長所を継承しながら、大学生のライフスタイルや大学での授業の進め方の変化に合わせて、より使いやすく進化しているという。

 「かつての大学生向けノートPCでは、CD/DVD再生のための光学ドライブが必須でしたが、音楽も動画もネットで視聴する今、より軽さが求められます。とはいえ、液晶は12型より13.3型のほうが断然見やすいし、使い勝手を考えれば、インターフェイスはUSBやHDMIなど多彩なほうがいい。このモデルは、性能・機能・軽量性・堅牢性・使いやすさ・デザイン・価格を高い次元でバランスさせた、まさに弊社の自信作です」(寺下氏)

機能性を犠牲にすることなく片手で持てる「軽量性」を追求

つくば市みどりの学園義務教育学校1

 クライアント商品企画部の中野翔子氏が新型UHシリーズに求めたのは、「4年間壊れない堅牢さと片手で持てる軽さ」だった。「大学生や保護者の方から寄せられる要望で最も多いのは、『4年間壊れずに使い続けられるか』ということ。学生の場合、PCをバックパックに入れて満員電車に乗ったり、自転車の前カゴに入れて通学するなど、タフな使い方をすることもあり、皆さん、頑丈さを気にされます。その点、200kgfの全面加圧試験をクリアし、自転車の前カゴに入れて通学することを想定した振動試験や高さ76cmからの落下試験を実施※1している本機は堅牢そのもの。また、タブレットとして使用したり、タッチペンで何か書き込む場合は、片手でPCをホールドしなければなりません。そのため、本機には片手で持てる軽さが求められました」

 本機の重量は「世界最軽量※2」の約868g。このタイプとしては異例の軽さで、女性でも片手で持てる。だが、こうした軽量化を実現しながらも、富士通クライアントコンピューティング株式会社・プロダクトマネジメント本部・チーフデザインプロデューサーの藤田博之氏は、機能や使い勝手を軽量化の犠牲にしたくなかったと語る。

 「本機で初めてPCを使う学生にも快適なタイピングを実感してもらおうと、フルサイズのキーボードを搭載、かつキーストローク(キーを押し込める深さ)を従来の1.2mmから1.5mmに変更しました。また、多様な使用条件を想定して、USB機器を左右どちらにも接続できるよう、USBポートを左右両側面に配置しています。これらの機能を削ればさらに軽量化できますが、そこは使い勝手を重視し、妥協しませんでした」

 その他、PCモードでもタブレットモードでも音楽を聞きやすいよう、スピーカーを左右側面に配置したり、空冷ファンの静粛性を高めるために羽根を大型化したりするなど、細部にわたって改良が加えられている。

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