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xTECH EXPO 2019レビュー

DX変革のために不可欠なERP刷新とは

NTTデータ・ビズインテグラル

DX変革に向けた効果的なERP刷新の方向性と
ERP×デジタルによるバックオフィス業務改革

DX変革の阻害要因となるERPのレガシー化は時間経過により発生するものであるため、継続可能性(システムをながく利用し続けられる仕組みづくり)が重要である。また、ERP×デジタル活用は継続可能性、業務効率の向上に寄与するが、プラクティスの創出が未成熟である。経営環境を踏まえ現実的な検討を行うことが重要である。
岩元 拓弥 氏
株式会社NTTデータ・ビズインテグラル
リーディングコンサルタント
岩元 拓弥

 競争力維持や強化のためにDX変革が必要とされるが、既存システムのレガシー化がDX変革を推進できない大きな要因となっており、実際に多くの企業が課題を抱えている。NTTデータ・ビズインテグラルの岩元拓弥氏は「レガシーは時の経過で発生する。システム刷新においては単純なモダナイズ化や業務効率化ではなく、継続可能性を担保することが重要」と語る。

 NTTデータ・ビズインテグラルの調査によると、国内企業の約8割が業務領域毎にシステムを準備するベストオブブリード方式を採用している。本方式は、機能の造り込みにより独自仕様となるだけでなく、インターフェースの造り込みが多くレガシー化しやすい。残りの約2割は、システムに業務を適合させるスイート方式の製品を採用している。しかし、カスタマイズにより、ベストオブブリード方式に近い状態に陥っている企業が多く、レガシー化しているのが実態である。

 継続可能性を担保するためにはレガシー領域を極小化することが重要であり、これは従来取り得なかった選択をすることで実現できる。業務領域毎に適合率の高い製品を組合せ利用しつつ、それらを標準APIで繋げ、IaaSクラウド上で構築する。つまり「所有」から「利用」にシフトしていくことが重要となる。

ERP×デジタルはプラクティスの創出段階

 ERPにおけるデジタル活用は継続可能性、業務効率性の向上に寄与できるものである。NTTデータ・ビズインテグラルでは、ERPにおけるデジタル活用をアナログプロセスの自動化/高度化と定義し、各種検証を進めているという。人が実施している入出力を伴う業務にAI-OCRやRPAなどのデジタル技術を適用するという考えである。

 近年は、提案依頼書においてデジタル関連のニーズが当たり前となっているが、経営環境を踏まえた具体的な課題や、期待効果が明確化されているケースは少ない。ユーザは、新しいテクノロジーに安易に飛びつくのではなく、まずこれらを明確化した上でデジタル活用を実行することが重要である。一方で、ベンダは実地検証を通じた解決の道筋と想定効果を示し、効果を最大にする条件の明確化を行う必要がある。このようにユーザとベンダの双方が現実的な検討を行うことがERP×デジタルの確実なプラクティス創出に繋がる。ERP製品である「Biz∫(ビズインテグラル)」は、各種デジタル製品との連携強化、クラウド対応に取り組むことで、DX変革時代に求められるERP構築を支援している。

DX変革時代におけるERP刷新の方向性とデジタル活用要締
所有から利用への転換とデジタルを活用したアナログプロセスの自動化
DX変革時代におけるERP刷新の方向性とデジタル活用要締
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