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xTECH EXPO 2019レビュー

大量のデータを高速処理するハードウエア

スーパーマイクロ

ハードウエアソリューションで
最先端ビジネスの要求に応える

AI(人工知能)、IoTなどのテクノロジーをはじめ、大量のデータを高速処理することがビジネスには欠かせない。企業にとっては、オンプレミス、クラウドを問わずハードウエアの選定が非常に重要になる。ストレージ、サーバー分野で業界大手のスーパーマイクロは、豊富な製品ラインアップでコンピューティングパワーとTCO(総所有コスト)削減の両立を実現する。
佐野 晶 氏
スーパーマイクロ株式会社
ソリューション・オプティマイゼーション・エンジニアリング・シニア ディレクター
佐野 晶

 スーパーマイクロは1993年に米国で創業したサーバー、ストレージの専業ベンダー。世界3拠点(米国サンノゼ、台湾、オランダ)で製品を製造し、世界中の企業、データセンター向けに製品を供給している業界大手の企業である。

 近年のコンピューティングの多様化と高性能化に対応するため、同社では高性能、高密度サーバー/ストレージ製品をはじめ、AI、エッジコンピューティングなどに対応したハードウエアソリューションに注力している。

 日本法人であるスーパーマイクロの佐野晶氏は、昨今盛んになっているAI ソリューションについて、「トポロジー」の選択が重要だと説明する。この場合のトポロジーとは、AI の分析エンジンであるGPUとCPUの接続方式のことで、CPUがGPUと接続する汎用的な方式か、それともGPU同士を直接つないで特定用途向けの演算パフォーマンスを上げるかで大きな違いがある。スーパーマイクロでは両方の方式に対応した専用ハードウエアを用意する。

 AIは、IoTの分野で注目されるエッジコンピューティングの領域まで広がっている。同社ではGPUモジュールを3枚内蔵できる屋外用筐体を開発。例えば屋外の電柱に設置し、監視カメラの画像をその場で分析して人物を特定した情報だけをクラウドに送ることができる。

 主力のストレージ分野では、次世代インタフェースのNVMe対応で業界をリードする。1Uサイズの薄型筐体に1本16TBのEDSFF SSDを32本収容し、合計0.5PBの容量を実現したオールフラッシュサーバーなどを紹介した。

多彩な製品群を支えるモジュール設計

 データセンター事業者のニーズに対応するサーバーの高密度化では、「リソース・セービング・アーキテクチャ」を採用。3Uサイズのマイクロブレードサーバーですでに15万台以上の導入実績を持っており、約56%の空間利用率向上、世界屈指の高エネルギー利用効率1.06PUEを誇る。同モデルは国内でも人気が高いという。

 各分野の製品群は多岐にわたり、一見すると全貌は複雑に思えるが、同社の設計思想である「システム・ビルディング・ブロック・ソリューション」によって、マザーボード、筐体、電源、ネットワーク、I/Oなどはすべてモジュール化されており、用途に応じて組み合わせることで合理的なシステムを構築できる。

 「目的に合わせて最適なハードウエアを選ぶことが重要」と佐野氏は語る。ここでは紹介しきれないが、多くのハードウエア領域について、常に最先端のテクノロジーを高効率なハードウエアソリューションとして提供する点が、スーパーマイクロ製品が選ばれる理由だ。

様々な用途に応えるスーパーマイクロのハードウエアソリューション
企業のデータセンターやクラウド事業者、研究機関向けなど、多岐の分野に最適な製品群を展開している
様々な用途に応えるスーパーマイクロのハードウエアソリューション
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