志あるエンジニア経験者のキャリアチェンジ

日本の製造業の未来を
共に支える
経営コンサルタント
という選択肢

中村 亘(写真左)
ボストン コンサルティング グループ プロジェクトリーダー

若林 一洋(写真右)
ボストン コンサルティング グループ プロジェクトリーダー

デジタル化や脱炭素化などのメガトレンドの中、日本の製造業には、従来とは違った発想からの経営が求められるようになった。こうした中で、価値ある経営戦略の策定を通じて日本の製造業を支えてきたボストン コンサルティング グループ(BCG)では、混沌としながらも新たなチャンスを生み出す可能性も秘めたこの時代に、企業経営者に歩むべき筋道を指し示す経営コンサルタントの志望者として、エンジニア経験者を募っている。エンジニアの経験をどのように生かすことができるのか、同社のプロジェクトリーダーであり、元エンジニアの経歴を持つ2人に詳しく聞いた。

時代の要請に応える
製造業の経営戦略を描き出す

そもそも、経営コンサルタントとはどのような仕事なのでしょうか。

中村 ひと言で表すなら、企業経営者の悩みである、個別の多様な経営課題を解決していく仕事です。

若林 経営課題は、その企業固有の内部要因だけでなく、デジタル化や脱炭素化など社会的変化や競合企業の動きを含む市場環境の変化、技術トレンドなど外部要因に起因することが多々あります。そこで、私たちのような経営コンサルタントが客観的視点や他業界・他地域で得た知見を導入し、従来の発想では気付き難いアプローチからの課題解決の打ち手を策定し、提案します。

中村 例えば自動車業界では、電動化や自動運転、さらにはカーボンニュートラルなど、業界内や企業内の知見だけでは測れない、経営者にとって初見の大きな環境変化が起きつつあります。このため、経営コンサルタントによるご支援の必要性は年々高まっていると考えています。

数あるコンサルティングファームの中で、BCGにはどのような強みがあるのでしょうか。

若林 BCGでは、CEOやCxOなどトップ・マネジメントに密に寄り添い、常に悩みを共有しながら課題解決を支援している点が特長です。環境の変化や新たな理解によってトピックは刻々と変わりますが、その時々の悩みに寄り添いサポートさせていただいています。

中村 とくにBCGは、世界2番目の拠点として日本法人を1966年に開設し、日本企業を対象に早い段階から経営コンサルティングを提供してきました。このため、日本企業固有の経営環境や現場が強い製造業の特性を熟知しています。経営層と現場の双方の状況に目配りし、さらにはグローバルファームだからこそ得られる世界各国で蓄積された知見を生かしながら日本企業にとって価値ある実践的な解決策を提案できます。

若林 デジタルに関する組織的能力が圧倒的に高い点も、他のファームにはない強みであると自負しています。BCGは既に数多くのDX関連の支援を行わせていただいております。そういったデジタルを活用したプロフェッショナル集団をDigitalBCGと総称しており、その中にブランド組織として、ビッグデータ解析やAI、データサイエンスを駆使して経営戦略を実践するBCG GAMMA、企業の経営資源とデジタルを掛け合わせて新規ビジネスを創出するBCGデジタルベンチャーズ、デザインやテクノロジーの観点からグロースを推進するBCG Platinionなどが存在します。現代では、デジタル抜きでは企業戦略を語れなくなりました。経営戦略からデジタルを活用した効果的で効率的な実装まで、一貫した打ち手を策定し、その実践までを支えます。

ボストン コンサルティング グループの組織図

img01

当該業務が未経験のエンジニア経験者に活躍の場はあるのでしょうか。

若林 間違いなくあります。価値ある支援の提供には、多様な価値観や専門知見、スキルの集結が欠かせないからです。BCGの中ではエンジニア経験者は決して珍しい存在ではなく、各業界・業種で経験を積んだ後に経営コンサルティング業界に身を投じた人が多くいます。とくに製造業クライアントのプロジェクトでは、技術やオペレーションへの深い理解が求められるものも増えており、エンジニア経験者の活躍の場は広がっていると思います。BCGでは、幅広いクライアント/テーマのプロジェクトがあり、本人の強みや専門領域、志向に基づいたアサインメントがされているため、どんな方でも活躍できる機会があると思います。

中村 エンジニア経験者と言っても、経験を積んだ業界も自動車、電機、農機、エンジニアリングなど多様で、職種も設計や生産技術など様々です。クライアントを支援していく過程では、エンジニア経験が生きる場面がたくさんあります。そもそもクライアントと共通の技術用語で語れるのは強みですし、ものづくりに携わる企業や現場が持つ価値観や相場観を肌感覚で理解していることは課題解決に向けた仮説を立てる際に有利です。また、数字を扱う業務が多く定量的かつ分析的な思考が求められる点も、エンジニア経験者の適性がある部分だと思います。

多くのエンジニアの目には、経営コンサルタントは異質な職種に映っているかと思います。しかし、実際にはエンジニア経験者だからこそ提供できる価値があるのですね。具体的に経験が生きたエピソードや、そもそもなぜエンジニアから経営コンサルタントを目指したのかなど、もっと深くお聞かせください。