修験者が心身を清め・癒(いや)すために。「湯治」の街として1200年以上も昔から人々に愛され、脈々とその営みを続けてきた肘折温泉(ひじおりおんせん)。
ひっそりと雪が積もり音をなくすカルデラの街に篭(こも)り、心身を浄化し活力を蓄えながら仕事をする「湯治ケーション」が注目を集めています。
仕事の合間に思い立ったらすぐに温泉に入り、気分をリフレッシュできる「職温近接」のワークスペース。
地元の山や畑で収穫できる山菜・野菜を取り入れたデトックスメニュー。
朝市やお祭り、地元商店の角打などを通じ、地元の人々と「ちょうど良い距離」でコミュニケーションが図れる、居心地の良い街の雰囲気。
温泉で体を癒した後は、パワースポット巡りで心の充電を。
自分を生まれ変わらせる再生の温泉街「肘折」で、現代版の湯治を体験してみませんか?
昭和を思わせる肘折温泉の街並みと、カルデラでくぼんだ街に入るためのループ橋。街では様々なイベントが行われている(上の2つの写真提供:大蔵村、下の2つの写真:谷本夏)
山形県大蔵村、古くから修験道の聖地として信仰を集めていた月山の北東に、約1万年前に作られたとされるカルデラの地「肘折」。火山の恵みを受けておよそ1200年前に開湯した肘折温泉は、古くから地域の人々の農作業後の疲れを癒し、また修験者の最後の休息地となる湯治の街として愛されています。
徒歩10分圏内に温泉付きワークスペースも宿も食事も買い物も全てがそろうコンパクトで利便性の高い街。癒しと仕事を両立するには最適の環境です。様々なイベントや、街の特産の山菜や惣菜(そうざい)を売る朝市など、自然と地域に溶け込めるコンテンツが数多くあるのも魅力。少し足を伸ばせば、別世界を思わせる棚田の風景があり、冬はスキーも楽しめます。
近隣には四ヶ村の棚田や湯の台スキー場もあり、1年中観光も楽しめる(写真提供:大蔵村)