教育とICT OnlineSpecial

学習支援・校務支援から「人と人をつなぐ」ツールへ 1人1台PC時代を見据えて進化し続けるソニーの4K大型提示装置

関心高まる遠隔授業や
デジタル教科書・教材にも対応

4K大型提示装置を使ってライブ感溢れる遠隔授業を実施(東京学芸大学附属小金井小学校) 4K大型提示装置を使ってライブ感あふれる遠隔授業を実施(東京学芸大学附属小金井小学校)

 1人1台PC時代を見据えて、ソニーの4K大型提示装置は教育現場の多様なニーズに応えるべく、進化を続けてきた。それを象徴するのが遠隔授業での活用だ。

 昨年4月に新型コロナウイルス感染症による休校措置がとられたのを契機に、教育現場では学校と生徒を結ぶ遠隔授業への関心が急速に高まっている。

 4K大型提示装置は、視認性の良いディスプレイと拡張性の高い機能を生かして、この遠隔授業にいち早く対応。休校措置期間中における自宅と学校を結ぶ授業はもとより、小規模校同士の遠隔交流や実技教科の遠隔指導など、さまざまな教育シーンで利用され、明るい教室での画質の鮮明さと、授業への集中を途切らせない優れた操作性によって高い評価を受けている。

 こうした遠隔授業の要となるのは、コミュニケーションツールの選択・活用だろう。これまで4K大型提示装置は、教師が使い慣れたWindows PCと親和性の高い、Microsoft 365で提供される Teamsとの融合を進めてきた。しかし、1人1台PC体制が整いつつある今、G Suiteとの親和性が高いChrome PCを導入する学校も増えている。そうした状況を視野に入れ、今後はTeams に加えて、Google MeetやZoomとの連携にも取り組んでいく考えだ。

 遠隔授業と並び、教育のICT化を進める上で重要なポイントとなる指導者用デジタル教科書・教材への対応にも力を入れている。

 デジタル教科書を活用する際、大型提示装置にまず求められるのは、画面の美しさとシンプルな操作性だ。4K大型提示装置は、教師のPCをHDMIで接続すればモニターの電源が自動で入り、入力もPCに切り替わる。その後はタッチパネルでの操作も可能。教師は手元のPCで操作する必要がないため、生徒の顔を見ながら授業を円滑に進められる。また、大型提示装置のメリットはデジタル教科書の写真や図などを拡大して示せることだが、その際にも4Kブラビアの高画質は教育現場から多くの支持を得ている。

多様なコンテンツとブラビア4Kならではの高画質で指導者用デジタル教科書・教材に対応1 多様なコンテンツとブラビア4Kならではの高画質で指導者用デジタル教科書・教材に対応2 多様なコンテンツとブラビア4Kならではの高画質で指導者用デジタル教科書・教材に対応

 新学習指導要領では、指導者用デジタル教科書の整備が打ち出されている。これを受けて、4K大型提示装置では幅広いコンテンツに対応するための準備を進めている。多くのコンテンツの中から、教師が自由に教材を選び、簡単な操作で活用できるよう、検討されている。

無料サービス「がっこう連絡帳カレンダー
(スマートシティカレンダー)」で
学校・子ども・保護者をつなぐ

「がっこう連絡帳カレンダー」について語る、倉敷市教育委員会倉敷情報学習センター館長の尾島正敏氏(左)と、ジョルテ代表取締役社長の下花剛一氏(右) 「がっこう連絡帳カレンダー」について語る、倉敷市教育委員会倉敷情報学習センター館長の尾島正敏氏(左)と、ジョルテ代表取締役社長の下花剛一氏(右)

 遠隔授業、デジタル教科書・教材への対応による学習支援に続く新たな取り組みの一つが、カレンダー&システム手帳アプリの大手・ジョルテの「スマートシティカレンダー」との連携だ。

 「最初は、教室に貼ってある紙の情報をブラビアで表示し、スペースを有効活用しようという考えからスタートしました。それが『スマートシティカレンダー』と連携することによって、多様な分野で活用できる可能性が出てきました」と語るのは、ソニーマーケティング・ビジネスソリューション本部ソリューション営業部文教営業課統括課長の光成和真氏である。

 「スマートシティカレンダー」のラインナップの一つである「がっこう連絡帳カレンダー」の基本的な仕組みについて、ジョルテ代表取締役社長の下花剛一氏は、次のように説明する。「例えば、行事予定と時間割の画面では、左にカレンダーがあり、そこに行事予定を書き込めます。その下には連絡事項欄を設置。また画面右の時間割の下には、給食の献立も表示されます。もちろん、保護者の方もPCやスマホで同じ情報が確認できます」

 教師と児童・生徒、保護者が同じ情報を共有できるため、「わが子は毎日こんなことを勉強し、こんな給食を食べている」などということが分かり、日ごろ忙しい保護者も教育への参加意識を高めることができる。また教育現場では、こうした情報をプリントして配布する手間が省けると同時に、ペーパーレス化につながる。さらに災害などによる緊急時の連絡にも便利だ。

 この「スマートシティカレンダー」と4K大型提示装置を連携させた新しい取り組みについて、倉敷市教育委員会倉敷情報学習センター館長の尾島正敏氏は、こう感想を述べる。

 「学校情報の発信ツールとして大きな可能性を秘めていると思います。まず連絡帳がいらなくなり、時間の効率化につながります。子どもたちは連絡帳を一冊ずつ持ち、朝学校に来ると、最初に連絡帳を開き、学校側から保護者への伝達事項や行事予定などを書き込みます。『連絡帳を書く』ことは、教育の一環として位置付けられているのです。それをこのシステムに置き換え、子どもを情報発信者にすればいいのではないでしょうか」

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