日経 xTECH Special 日経 xTECH 日経 xTECH Special

日本IBM、
「IBMビジネスパートナー・エグゼクティブ フォーラム2022」
開催

着実に進捗するIBMのパートナー・ファーストと共創による価値創造
― 30社33部門に感謝状を贈呈 ―

日本IBM、30社33部門に感謝状を贈呈

6月2日、日本IBM主催の「IBMビジネスパートナー・エグゼクティブ フォーラム2022」がオンラインで開催された。今回のフォーラムでは、昨年から注力してきた「パートナー・ファースト」および、“Let’s Create”キャンペーンの主要テーマの1つでもある「枠を超えた共創」の戦略が強く打ち出された。具体的な事例紹介、貢献した30社33部門への感謝状贈呈を通じてビジネスパートナーとの新しい価値創造の着実な進捗とともに、IBM全社を挙げてさらなる加速へ取り組む意思が表明された。

パートナーとの共創を
強力に推進する日本IBM

 冒頭の挨拶で日本IBM代表取締役社長の山口明夫氏はIT産業のこれまでの変遷に触れ、「社会の隅々までITが活用される時代では、ビジネスパートナーの皆様とアイデアを出し合って一緒にソリューションをつくっていくことが不可欠です」と、IBMが“共創型パートナーシップ”に舵を切った背景について説明した。

山口 明夫 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
代表取締役社長
山口 明夫

 同社のパートナーとのビジネス形態は、従来のIBM製品を再販する「Sell」に加え、IBMテクノロジーがパートナーのソリューションに組み込まれた「Build」や、パートナーのサービスに組み込まれた「Service」の領域にも広がった。

 これに伴いパートナーとの協業を推進するためにIBMのテクノロジーを組み込んだ新しいソリューション開発のための技術支援を行う「パートナー・ソリューション共創センター」、コンテナ化への準備や支援を行う「コンテナ共創センター」、地域のDXをパートナーと一緒に推進する「地域DXセンター」などの新しい施策に取り組んできたことを紹介した。

 最後に山口氏は「一緒に仕事をすることに価値を感じていただくために、これからもパートナーのご要望にひとつひとつ真摯に対応していきます」と取り組み姿勢を語った。

 続いて登壇した常務執行役員 テクノロジー事業本部 副本部長 兼 パートナー・アライアンス事業本部長の朝海孝氏は、昨年意思表明をした、ビジネスパートナーとの共創と、パートナー・ファーストへの取り組みの成果・進捗について語った。日本企業が直面するDX課題を4つの領域に分類し、それらを同時に解決する必要性を指摘した上で、その各領域「インフラの最適化(モダナイズ)、AI活用による業務・システム横断でのプロセス自動化(オートメート)、大量データの透過的統合による活用(データ・ドリブン)、セキュリティ脅威への対策(セキュア)」について、ビジネスパートナーの共創ソリューションの事例を紹介した。さらに、日本IBM各領域事業責任者の登壇により、事業戦略と共創観点でのテクノロジーの優位性が共有され、新たな価値創造の共創を加速する指針を提示した。

朝海 孝 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社​
常務執行役員​
テクノロジー事業本部 副本部長 兼
パートナー・アライアンス事業本部長
朝海 孝

 また、パートナー・ファーストへの取り組みについては、課題領域として「ソリューションの共創」、「パートナー制度の改善」、「成長市場の開拓と認知度向上」の3点を挙げた。「まだ開始したばかり」としながらも各領域での確実な改善状況を共有し、「パートナー皆様の声にこたえ全社を挙げて取り組む」との意思を再表明した。

 フォーラム後半では、ビジネスパートナー自身により共創の成果が紹介された。Airitech株式会社、株式会社日立ソリューションズ、エクシオグループ株式会社、株式会社ネットワールドの4社が登壇し、お客様課題解決ソリューションだけでなく、自社ビジネスについてIBMとの共創による変革実績を紹介した。

 フォーラムの最後には2021年の1年間を通じて協業を推進してきたビジネスパートナー30社33部門に感謝状が贈呈された。そこでは7つの分野で日本IBMとの協業で実績を上げてきたビジネスパートナーが紹介された。

新たなビジネス醸成を実現した
ビジネスパートナー

 最初の分野は「新たなビジネス醸成」を実現した8社10部門。クラウド、AIOpsなどの技術によって自社のソリューションを変革し、協業によって新しい価値を創造してマーケットを開拓してきた(以下、受賞企業50音順、敬称略)。

[画像のクリックで拡大表示]

既存ビジネスモデルに加え
新しいビジネスモデルを創出したパートナー

 「Sellビジネスの推進」の分野では、IBM製品への理解と強い営業力・市場における高いプレゼンスを生かして、ソフトウェア、ハードウェアの再販において、売上・成長率ともに、高い業績を達成した6社に感謝状が贈呈された。

[画像のクリックで拡大表示]

 「Buildビジネスの推進」分野では、IBM製品の新規組み込みや、組み込み製品の拡充により、ソリューションの新規開発、強化を実現したパートナー、また、ソリューションに合わせたサービス開発などの新しい取り組みと、パートナー独自のチャネルを通じた、活発な提案活動を通じ、多くの新規案件を創出したパートナー5社が紹介された。

[画像のクリックで拡大表示]

 「Serviceビジネスの推進」分野では、運用高度化、データ分析、インフラモダナイゼーションといったサービス領域で、両社の技術・製品を組み合わせたソリューションを展開した5社が紹介された。

[画像のクリックで拡大表示]

地域、コミュニティー、人材育成
そして共同マーケティング活動を推進

 続いて「地域、および、コミュニティーでの共創」に貢献したパートナーとして4社が挙げられた。地域や、特定領域のコミュニティーにおける強さを活用し、当該コミュニティーにおけるデジタル変革の推進や、エコシステム構築、コンテスト・イベントの実施など、共創パートナーとして感謝が伝えられた。

[画像のクリックで拡大表示]

 また「人材育成」に貢献したパートナーとして、2社に感謝状が贈呈された。IBM研修プログラムの導入、成功事例の幅広い情報共有を通して、IT人材育成への貢献に感謝が述べられた。

[画像のクリックで拡大表示]

 そして「共同マーケティング活動」の分野では、IB Mの共同マーケティングプログラムを活用し、ソフトウェア・ソリューションの幅広いマーケティング活動を展開したパートナーが紹介された。

[画像のクリックで拡大表示]

 IBMの「パートナー・ファースト」と、「ビジネスパートナーの共創」による新しい時代への歩みは確実に進み始めた。朝海氏が再び登壇し、「パートナーと一緒に価値を高めていく触媒としての活動を続けていきたい」という日本IBMとしての立ち位置と決意の表明の言葉とともに、フォーラムは終了した。