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人材不足に効く!柔軟な働き方改革とは

人材不足に効く!!
柔軟な働き方を支援する環境構築ポイント

団塊ジュニア世代が介護離職の危機に直面する「2025年問題」にどう対応すべきか。企業が検討すべき課題解決の方向性となる、「業務の棚卸と自動化の検討」と「柔軟な働き方ができる環境構築」について解説された。
田中 良和 氏
株式会社富士通マーケティング
商品戦略推進本部
ソリューションビジネス推進統括部
DX推進部長

田中 良和

 業務の棚卸と自動化を検討するなかで、RPA(業務自動化)ツールが注目されている。RPAを活用することで、人は本来やるべき業務、人にしかできない付加価値の高い業務に取り組むことができ、能力やモチベーションの向上につながるというのが背景にある期待だ。

 富士通マーケティングの田中良和氏は、「RPAはさまざまな業務に適用可能ですが、『処理ルールが明確化されている』『扱うデータ量が多く定期的に繰り返す』『複数アプリケーションを利用している』『社外システムを利用している』といった特性をもつ業務への適用が効果的です」と説いた。

 一方で田中氏は、「RPA導入には失敗しやすいポイントもあります」と注意を促した。それは次の4点である。1つめは「動作中のロボット(人の代わりに作業を自律的に行うソフトウェア)が途中で止まる」というもの。ロボットの開発版と実行版の処理速度を考慮するなど、止まりにくいロボットづくりと共に定期的にシナリオを点検することも必要だ。2つめは「ロボットが想定外の動作(誤動作)をする」こと。業務パターンの考慮漏れにより発生するケースが多く、ロボットの前処理業務を標準化するほか、例外的な業務を洗い出してあらかじめ対応を決めておく必要がある。

 3つめは「ロボット停止に気づけない」というケース。長時間の待機で停止して見えることもあるため、エラー処理/監視ツールを活用するのがおすすめだ。4つめは、「工程単位でロボットを再実行できない」というケース。途中でエラーを起こした場合、最初からやり直しとなるため、ロボットはボリュームの小さなタスクに分割しておいたほうがよい。

テレワーク環境構築に向けた
ICT活用のポイント

 続いて柔軟な働き方(テレワーク)を支える環境構築の観点から、田中氏はICT活用に向けた次の3つのポイントを示した。

 まずは「働き方のルール化と適切な労務管理」だ。真面目な人ほどテレワークを避ける傾向が見られるため、成果物で評価する習慣づくりにより、「サボっていると疑われるのではないか」という不安を解消。個人ごとの時間管理意識を向上することが重要である。

 次に「コミュニケーション効率化のためのインフラ整備」。たとえばOffice 365やMicrosoft Teamsといったツールを活用して全社共通のコミュニケーション基盤を構築し、時間と場所にとらわれないリアルタイムな情報共有を実現する。

 さらに「軽量PC導入とセキュリティ対策」も不可欠である。田中氏はテレワークに最適なPCとして「FUJITSU Notebook LIFEBOOK U939」を紹介。「重量約777グラムという圧倒的な軽さを実現するとともに、手のひら静脈認証をはじめ覗き見対策、データ持ち出し・紛失による情報漏えい対策など、テレワークに必要なセキュリティ対策を標準搭載またはデバイスオプションで装備しています」と訴求した。

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