調査で見えた、今選ぶべきサービスとは? 変わる「VPN」のイメージ 最新動向からニーズを読み解く

ふたたび注目が集まる「VPN」の利用実態を調査

今日では、ビジネスのあらゆる局面にITの活用が深く浸透している。電子メールやグループウエアといったコミュニケーション/コラボレーションツール、オフィスツールや各種業務システムなどの活用を抜きにして、日々の業務を遂行していくことが困難な状況である。

また現在は、クラウドサービスをはじめ、ネットワークアクセスを前提としたツールも増えている。自社に最適なネットワーク環境の整備、拡充に取り組むことは、以前に比べてどんどん重要性を増しているといえるだろう。

中でも近年、拠点間通信をはじめとする用途で需要が高まっているのが、VPN(Virtual Private Network)だ。技術自体は古くから存在するが、インターネット通信の安全性を懸案する動きの高まりや、業務における大容量データの受け渡しが増加する現在、ふたたび注目が集まっている。

NTT東日本は、こうした状況を受け、VPNの最新の利用実態を明らかにするための概要調査を行った。この調査では、どのような業種/規模の企業がVPNを使っているのか、VPNを利用する目的は何で、サービスの選定に当たって重視したポイントはどこなのかといった市場動向にまつわる内容のほか、どのベンダーのサービスを利用しているかといった具体的な質問までをアンケート形式で実施した。対象としたのは関東甲信越、東北、北海道の企業。総計17,701人から回答を得た。

この調査では、いくつかの意外な事実が明らかになった。例えば、拠点数別でのVPNの利用率については、当初の想定とは異なる結果が得られたという。

市場動向を確認することは、企業経営者や情報システム担当者が、自社のネットワーク利活用の立ち位置を俯瞰し、今後の方針を定める上で良い指針になるだろう。以降、具体的な調査結果について1つずつ紹介していこう。

※「VPNに関する調査」:2017年5月16日〜5月18日、NTT東日本のサービス提供エリアにおいてインターネットリサーチで実施


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