日経ビジネスONLINE SPECIAL

生産性の低い仕事は、やる気を奪う。デジタルテクノロジーで従業員体験を高め社員の定着率を上げる

企業の人手不足は深刻化する一方。激変の時代を勝ち抜くために優秀な人材を獲得し、定着させるとなると、ますますそのハードルは高くなる。繰り返しの定型業務ばかりを押し付けられると、有能な若手社員はやる気をなくし、会社に見切りを付けやすい。では、どうすればいいのか? 有効な解決策の一つが、システムの連携強化やAI(人工知能)の活用による「ルーティンワークの解消」だ。

人材から「選ばれる会社」になるには?

 社員にいかにやりがいを感じてもらうか? 少子・高齢化とともに人材の採用、維持が困難となり、企業が社員から「選ばれる時代」になった今日、魅力ある仕事を提供して社員のモチベーションを高めることはますます重要になっている。

 デジタルエコノミーの急速な発展によって、「明日がどうなるのか」すら分からないような厳しい経営環境の中、1人でも多くの優秀な人材を確保し、つなぎ止めておかないと、会社が存続できるかどうかさえ怪しくなる。

 だが、実際の仕事現場では、会社の業績や自分自身の評価に直結しない「ルーティンワーク」があまりにも多く、やる気を失っている社員が多いようだ。

高山 氏
ServiceNow Japan株式会社
執行役員
プロダクトソリューション統括本部長
高山 勇喜
監査法人系ソフトウェア開発会社を経て、1996年 SAPジャパン株式会社に入社。会計コンサルタント、プロジェクトマネージャー、営業部長職などを経て、2015年 ハイブリス事業本部 事業本部長に就任。B2B/B2Cを問わず、同社のほぼすべての業種および製品の販売に従事。18年10月より現職。

 「例えば総務や人事などのバックエンド業務などはその最たる例です。社内からさまざまな問い合わせや申請が電話やメールで届き、それを一つひとつ確認、処理していかなければなりません。大企業であれば、その件数は膨大になります。日々ルーティンワークばかりこなしていると、社員がやる気を失うのも当然だといえます」

 そう語るのは、法人向けにクラウド型プラットフォームなどを提供する、ServiceNow Japanの執行役員でプロダクトソリューション統括本部長を務める高山勇喜氏である。

 ServiceNowは世界中の企業に、クラウド型プラットフォーム“Now Platform®”などを提供しており、米経済誌『フォーブス』の「2018年度 世界で最も革新的な企業」では初登場で第1位に選ばれた。日本でも約6年前にサービス提供を開始し、すでに多くの日本企業が導入している。

 高山氏は「日本企業のエグゼクティブの方々とお話をすると、『欲しい人材がなかなか採用できない』『いい人材ほどすぐに辞めてしまう』という悩みをよく耳にします。人材をつなぎ止めるため、働き方改革などに積極的に取り組んでいるようですが、働きやすさを改善するだけでは、社員の方々にそれほど満足を感じてもらえないようです」と語る。

 実際、高山氏がある日本企業から聞いた話では、「その会社を辞めた20代社員の方々に『退職の理由は何ですか?』と尋ねたところ、多くが『仕事にやりがいを感じない』、または『誰にでもできる仕事をやるために会社に入ったのではない』という回答だった」という。ルーティンワークがあまりにも多過ぎて、自分を生かせる仕事が満足にできないことに不満を抱いて辞める人材が多いことが分かる。

加藤 氏
ServiceNow Japan株式会社
プラットフォーム事業部
事業部長
加藤 確
2005年から17年まで日本マイクロソフト株式会社にてEvangelism Manager、開発ツールビジネス責任者を歴任。その後、Pivotal ジャパン株式会社を経て、19年1月より現職。十数年にわたり一貫してプラットフォームビジネスに関わる。

 では、どうすればいいのか? 同社のプラットフォーム事業部長の加藤確氏は「定型化された仕事は、システムによって極力自動化し、人手を介さなくてもプロセスが自動的に回るような仕組みをつくることが求められているのではないでしょうか」とアドバイスする。

 それを実現するのが、“Now Platform®”だ。

 企業内のあらゆる部門やシステムを独自のデジタルワークフローによって緊密に連携させ、AIによって必要なプロセスを自動的に回してくれるこのプラットフォームがあれば、社員は自分を生かせる仕事に専念できるようになり、モチベーションは格段に上がるはずだ。

 「生産性向上に寄与することはもちろん、あらゆる部門やシステムがシームレスかつ緊密に連携することで、現場で発生している課題を即座に検知し、速やかに対策が打てるようになります」と加藤氏は説明する。

 この他にも、“Now Platform®”にはさまざまなメリットがある。次のページから詳しく紹介しよう。

あらゆる社内システムを連携させデジタルワークフローによってプロセスを自動的に回す

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