DX推進の鍵を握るのは、テクノロジーだけではない。その成否は、データをどう活用し、いかにビジネス価値へとつなげるかにかかっている。一口にデータといっても、生産・販売・在庫に関わるものから人事・給与・勤怠データ、日報・月報、顧客情報、SNS情報にいたるまで、企業の扱うデータは膨大だ。これらを必要に応じて即座に抽出・分析し、その結果から意思決定を行うデータドリブン経営は、今後企業が生き残るためには不可欠な戦略といえるだろう。

だが、データをうまく活用できている企業はどれだけあるだろうか。多種多様なデータを取得する手段はあっても、データがツールごとに分散していたり、横断的なデータの分析が難しいといった理由から、取得したデータの一部しか扱えていない、あるいは特定の部署でしか利用できていないという課題を抱える企業は多い。

そうしたなか、全社が一体となったデータドリブン改革を進めているのが、スノーピークだ。同社は、「人生に、野遊びを。」というコーポレートメッセージのもと、アウトドア用品を中心に、アパレル、オフィス、住宅、地方創生などさまざまな領域で事業を展開。役員・社員がユーザーとともにキャンプを楽しむ恒例イベント「Snow Peak Way」を年十数回開催するなど、人と自然、人と人をつなぐことで「人間性の回復」を目指しているという。

リアルな自然とのつながりや「人間性の回復」を掲げるスノーピークは、一見デジタルとは対極にある存在だ。にもかかわらず、Facebookのフォロワー数は27万人を超え、ECサイトへのレビュー投稿は競合他社の約10倍と、デジタルにおける同社の存在感は年々増している。顧客と向き合うリアルな場を大切にしながら、離れていても情報共有できるデジタルを最大限活用することで顧客エンゲージメントを高めてきたのが、スノーピークの成功の法則といえよう。

リアルで育んだ絆をデジタルの世界にも広げ、そこで得た情報から新たなニーズを掘り起こして次のステップへと跳躍する。そのサイクルをより進化させるために同社が選んだのが、データと人をつなぐプラットフォーム「Domo」だ。

Domoの導入により、経営のスピード感と現場の意識はどう変わったのか。スノーピークの活用事例に、その手応えを探る。

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データドリブン経営を成功に導く一手とは? スノーピークが「Domo」を選んだ理由

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