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量子コンピュータが企業の課題を“シンプル”に解く 「MAGELLAN BLOCKS」が導き出す物語性と、人・モノ・作業の最適解とは

グルーヴノーツ代表取締役社長 最首 英裕氏

需要の変動に応じて限られた人員を最適配置するにはどうすればいいのか。
勘や経験に頼った需要予測や勤務シフト作成と一線を画し、
AI(人工知能)と量子コンピュータの技術で生産性を最大化する業務計画を導き出すのが、
グルーヴノーツの「MAGELLAN BLOCKS」(マゼランブロックス)だ。
その用途と可能性について、最首英裕代表取締役社長に聞いた。

人・モノ・作業の効率的なパターンを瞬時に導き出す 人・モノ・作業の効率的なパターンを瞬時に導き出す

 グルーヴノーツは、「高度でありながら、シンプルな仕組み」によって日本企業のさらなる発展に貢献したいという想いの下、様々なITソリューションの開発に取り組んできた。その想いを形にしたのが、「MAGELLAN BLOCKS」である。

 「ビッグデータ解析とAI、量子コンピュータという3つの最先端テクノロジーを組み合わせ、需要変動の予測から、それに合わせた最適な人・モノ・作業の配置までを一気通貫に行えるシステムです。従来の業務系システムのように複雑な操作は必要なく、所定の数値を入力するだけで、『いつ、どこに、どんな人材を何人配置すべきか』といった解を簡単に弾き出せます」と語るのは、同社代表取締役社長の最首英裕氏である。

最首 英裕氏

 ビッグデータを基に、前提となる需要を予測するのはAIの役目だ。広範なデータの組み合わせの中から顧客の意識や行動の変化を「物語」として浮かび上がらせ、予測される来店者数などを数値化する。次に量子コンピュータが、その予測数値に合わせて、限られた人員を効率よく配置し、機会ロスを最小化できる勤務シフト表を作成する。

 「『MAGELLAN BLOCKS』は、量子コンピュータの中でも『組み合わせ最適化問題』に特化した量子アニーリング方式のコンピュータを使用しており、従来のコンピュータでは計算し切れない膨大な選択肢の中から、人やモノ、作業の最適なパターンを瞬時に導き出せるのが特徴です」

 「『MAGELLAN BLOCKS』は運用もシンプル、設計も簡単です。日常で電子レンジを使うときと同じように、中のアルゴリズムの複雑さを感じることなく扱うことができます」と最首氏は説明する。

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