日経ビジネス電子版 SPECIAL
The Maserati of SUVs Levante
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プレミアムSUV「レヴァンテ(Levante)」がもたらしてくれるもの。そこには、高級車を所有するよろこびだけではなく、マセラティのある暮らしの“体験”も含まれている。100年かけて磨き上げた美意識と技術が生み出す、Fatto in Italia(イタリア生まれ)の矜持を感じてみたい。

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静粛性が高く、乗り心地はフラットかつコンフォタブル。高級クルーザーのような鷹揚さに包まれながら、シフトレバー横のスイッチでモードを切り替えると、排出ガスの流路が最適化され、“咆哮”ともいえる乾いたエンジンサウンドが背後から響く。そして、スカイフックサスペンションが足回りを固め、ステアリングのダイレクトな操作感と併せて、乗り心地はスポーツカーへと豹変する。静と動。コンフォートとパッション。2つの顔を持つプレミアムSUV、それがマセラティ「レヴァンテ」だ。

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シートはもちろん、インテリアの随所にイタリアの職人がなめした本革が使用されている。SUVとしての使い勝手の良さを象徴するのはラゲッジルーム。間口が広くフラット、奥行きも高さも十分あるため使いやすい(リアシートを起こした状態で容量は550L)。リアシートのアレンジも多彩で、ゴルフバッグも余裕で積み込める

「マセラティはエンジンの音までデザインしています」マセラティ江東のセールス担当、大野篤志氏は言う。このエンジンサウンドを含めた走りと、イタリアのクラフトマンシップ息づくデザインが、レヴァンテを含めた全車種に共通する魅力である。

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レヴァンテの魅力、そしてマセラティブランドが持つ価値を語る、マセラティ江東のセールス担当、大野篤志氏。「いろんなクルマを乗り慣れているお客様が多いので、生半可な知識では納得いただける提案ができない。緊張もしますが、やりがいのある仕事です」

フロントグリルのトライデント、フロントフェンダー上の3連サイドベント、リアコンビネーションランプなど、現行のマセラティ・デザインとの関連性が読み取れるエクステリア。全長5m、ホイールベースは3mを超えながら、ワイド&ローのパッケージ、適度に丸みを帯びた流麗なフォルムから、数字ほど大きく見えないのもデザインの妙だろう。

本革のかぐわしい香りが漂う車内は、前後席とも十二分なゆとりがあり、広大なラゲッジルームも備える。「SUVとしての使い勝手の良さがありながら、細部のデザイン、エンジンサウンドを含めた走りには、間違いなくマセラティのDNAが貫かれていて、そこを気に入られるお客様が多いようです」と大野氏。プレミアムブランドのSUVの中でも、レヴァンテが高く評価される理由が、ここにある。

ショールームは、そんなマセラティの世界観を体験する場だ。季節感を意識したドリンク、エンブレムを刻印したオリジナルのお菓子などでもてなし、「イタリアのカフェのよう」という声もいただくという。また、イタリアのプロダクツからは、情熱と洗練が共存するライフスタイルが想起されるが、その背景には、伝統的なものづくりの哲学と、クラフトマンシップがある。顧客とのコミュニケーションを通して、「Fatto in Italia」の価値を伝えるのも大野氏の務めだ。

「マセラティを購入されるお客様には、文化、芸術、食など、イタリアに精通されている方が大勢いらっしゃいます。そういう方は、ライフスタイルを確立するピースとしてマセラティを選ばれる。一方、マセラティを通じてイタリアの文化などに興味を持つ方も増えていると感じますね。そういうお客様には、100年を超えるブランドの歴史、デザインや走りを中心にプロダクツの魅力をお伝えするようにしています。私自身、マセラティに携わるようになって仕事のやり方が変わったかもしれません。イタリア流のおもてなしというのか、お客様の気分が少しでも明るく華やぐよう、接し方や言葉づかいを考えるようになりました」

「Fatto in Italia」を貫くマセラティには、オーナーだけでなく、携わるすべての人を変えてしまう力があるようだ。しかしマセラティはその世界観を、日本でさらに磨き、極めようとしているという。日伊の思いが融合して紡ぐ“体験”とはどのようなものなのだろうか。

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