日経トップリーダーWEBセミナー コロナ禍で注目――経営者の働き方改革健康管理こそ事業継続の原動力 日経トップリーダーWEBセミナー コロナ禍で注目――経営者の働き方改革健康管理こそ事業継続の原動力

従業員などの健康管理を経営的な視点でとらえ、戦略的に実践する「健康経営」の考え方が浸透し始めた。健康経営を進めるうえでまず重要なのは経営者自身の健康管理。とりわけ中堅・中小企業では、事業継続性を担保する上でも、経営者の日々の健康状態は喫緊の経営課題になる。そのことをあらためて実感させたのが2020年の新型コロナウィルスの流行だった。健康に関心の深い企業がニューノーマル時代の健康経営の在り方について議論を深めた。

基調講演

自然に学びながら、お菓子と健康を考える

――たねやグループ CEO 山本昌仁氏

山本昌仁氏

 オンライン・セミナーでは、まず、たねやグループCEOである山本昌仁氏にインタビューした。たねやは1872年(明治5年)創業の和洋菓子メーカー。栄養バランスや健康に配慮した菓子の開発に取り組んできた。山本氏には病気に伏せた先代を専務として支えた経験があり、これが経営者の健康を意識するきっかけになった。

 近江八幡市にあるグループ本社は、屋根一面が芝に覆われる斬新なデザイン。社員たちは自ら山に木を植え、ホタル舞う小川を作り、生き物たちが元気に生きづく田畑を耕す。自然から学び、自然に寄り添いつつ生きていく、近未来の経営スタイルがここにはある。

スペシャル対談

人生100年時代の働き方、経営の在り方とは

――NOMON株式会社 代表取締役CEO 山名慶氏 × 株式会社ポーラ 代表取締役社長 及川美紀氏

山名慶氏 及川美紀氏

 NOMONは帝人から生まれたヘルスケア・ベンチャー。帝人の医薬品部門で老化のメカニズムを研究していた山名慶氏が率い、ニュートラシューティカル製品(科学的根拠を持ち健康維持・増進に役立つ食品成分)の開発・販売を担う。「現代のサイエンスでは老化は抑制できることが証明されている。ただ、1つの特効薬のようなものがあるわけではない。どのような有効性が期待できるか興味を持って検証していくことが重要」と指摘する。山名氏と対談するのは、ポーラの及川美紀社長。同社には今年100歳を迎えたビューティディレクターがいるなど、年齢は就業の条件ではない。健康でかつ意欲があれば、誰もが働き続けることができる。

 誰もが病気になるが、経営者の場合、そのリスクは事業の継続や成長に直結する。経営者が自ら自分の身体に興味を持ち、心身の健康を絶えず意識しながらリスクを低減することが欠かせない。セミナーでは人生100年時代の働き方や経営の在り方に迫っている。

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