PC、ソフトウエア、キッティング、ヘルプデスクを一体で提供

 

NTT東日本のDaaS「おまかせデータレスPC」は、PCにソフトウエアをキッティングして提供し、ヘルプデスクサービスを付加したサービスだ。保科氏は、「そもそも通信サービスは月々利用料をもらうサブスクリプションモデルで、長年にわたる経験があります。通信は電話機やルーターなどの通信機器を通して提供するサービスなので、従来は当社製のデバイスをレンタルなどで提供してきましたが、既に市場にあるPCをサブスクリプションモデルで提供するサービスは、今回が初めてです」と語る。

「おまかせデータレスPC」で提供できるPCはB5ノート、A4ノート、デスクトップから選べ、PCの初期設定に加え、Microsoft Office 365 Business、Passage Drive、OneDrive、ウイルス対策ソフトなどの初期設定を実施して提供するので、梱包から出してすぐ利用を開始できる。Passage Drive は、PCで作成したデータを自動的に OneDrive に保存し、PC内にデータを残さないアプリケーションだ。ユーザーは従来通りの操作で、PCにデータを残さずクラウドに保存するので、万一PCを紛失しても情報漏えいのリスクを大幅に軽減。社外でも安心してPCを利用できるようになる。ヘルプデスクでは、PCやネットワークだけでなく、メールやアプリケーションの使い方まで対応。社内から大小のIT部門への問い合わせ対応にかかる負荷を大幅に軽減できる。トラブル時にはハードウエア、ソフトウエア、ネットワークのどこに問題があるのかの切り分けが難しいケースも少なくないが、「通信事業者なので、インターネット環境を含めた一元的な対応が可能です」と保科氏。

「おまかせデータレスPC」を使えばデバイス、ネットワーク、セキュリティなどの管理を一括で任せられる

Wi-Fi環境のマネージドサービス「ギガらくWi-Fi」を併せて利用すれば、オフィス内のネットワークも一元管理可能。顧客のニーズに合わせたネットワークをNTT東日本がリモートで設定できるので、迅速かつ的確なネットワーク構築を容易に実現する。これらを組み合わせることで、PCとネットワーク関連のほぼすべての管理をNTT東日本に任せられる。

長年、通信事業者として地域密着型のサービスを提供してきた同社は、ICT活用に課題を抱える企業へのサービス提供を目指している。保科氏は、「PCメーカーや販売店と競争するつもりはまったくありません。ただ、PCやアプリの選び方がわからない、端末の管理が大変という地域の中堅中小企業は少なくありません。そういうお客様のサポートをするのが当社の存在意義ではないかと考えています」と語る。

管理工数削減やテレワークの実現を強力にサポート

「おまかせデータレスPC」のユーザーの業種は多種多様だ。例えば多店舗を展開するペットショップでは、店舗のPCをすべて「おまかせデータレスPC」に入れ替えた。初期設定済みの状態でPCが提供され、トラブル発生時は各拠点から直接ヘルプデスクへ電話すればよいので、本社の担当者が店舗に出向く必要がなくなり、管理工数を大幅に削減。迅速な問題解決により、よりスムーズな店舗運営を実現している。

また、あるコールセンター事業者では、多拠点の運営管理者や営業担当者など外出が多い社員のPCを「おまかせデータレスPC」にリプレース。社外でも仕事ができるようになり、効率化が実現した。その後PCを一括で大量導入する際にセットアップまで任せられる点や管理工数削減などの効果を実感し、社内のPCに関しても順次「おまかせデータレスPC」への入れ替えを行っている。

さらに保科氏は、「新店舗の通信環境とまとめて導入されるお客様もいます。サブスクリプションモデルなので初期費用が抑えられる点も好評です。単純にPCを分割で購入されるより若干割高に感じられるかもしれませんが、様々な付帯サービスをつけていますので、管理の手間を考えれば結果的におまかせデータレスPCは効率的と、多くのお客様にご判断いただいています」と語る。

今年2020年は、いよいよ東京でオリンピック・パラリンピックが開催される。期間中は公共交通機関のより一層の混雑が予想されることもあり、政府や東京都もテレワークを呼び掛けている。また、昨年は大規模な台風災害により交通機関が大幅に乱れ、首都圏では出社できなかった人が続出した。国を挙げて働き方改革に取り組んでいることもあり、自宅やサテライトオフィス、出張や外出先からのテレワークが社会の要請ともなりつつある。保科氏は、「そうはいっても、どうすればセキュアにテレワークを実現できるのかわからないというお客様も少なくありません。そういうお客様の力になりたいと考えています」と語る。

「おまかせデータレスPC」は、今後PCやアプリケーションのラインアップを増強する予定。「ベンチャー企業の便利なアプリケーションなども簡単に利用できるようにしたい。通信サービスを生かしたサブスクリプションモデルのサービスも追加していきたいと考えています」(保科氏)。今後、中堅中小企業向けのサービスがさらに豊富になっていく見通しだ。

お問い合わせ先

NTT東日本「おまかせデータレスPC」
https://business.ntt-east.co.jp/service/dlpc/#anc-inq

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