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サービス利用状況を日次で把握して経営に生かす ベネフィット・ワンが取り組むデータドリブンイノベーション

顧客企業と従業員のエンゲージメント強化を支援するため、多彩な福利厚生サービスを提供するベネフィット・ワン。オラクルのクラウドソリューションでサービスの利用状況を瞬時に把握し、経営に直結するデータドリブンイノベーションが動き出している。

1万団体以上が利用する
福利厚生サービスを提供

 ベネフィット・ワンは、福利厚生や従業員の健康管理、教育・研修など、多彩なサービスコンテンツを顧客企業の総務・人事部門に代わって従業員に提供するユニークなビジネスモデルを展開。中でも1996年の会社設立当初から提供している福利厚生アウトソーシングサービスは、サービスメニューの豊富さや、満足度の高さなどが高く評価され、導入企業は1万1381団体、法人会員は834万人と圧倒的な実績を誇る(2020年4月現在)。

松崎 氏
株式会社ベネフィット・ワン
プロダクトマーケティング部
データマネジメントグループ長
松崎雅美

 「ホテルや映画館の他、レストラン、フィットネスクラブ、保育園など、多様なジャンルの施設と契約しており、会員様は『ベネフィット・ステーション』という専用ポータルを通じて簡単に予約できます。顧客企業の総務部門がサービスの受付や手配をしなくて済むので省力化につながり、利用したいサービスがすぐに予約できるので従業員の方々の満足度も上がります」と説明するのは、同社プロダクトマーケティング部データマネジメントグループ長の松崎雅美氏である。

 松崎氏は、「ベネフィット・ステーション」で利用できる施設やサービス(以下、コンテンツ)を仕入れ、より多くの利用を促すプロモーションやキャンペーンなどを企画・運営する部門に所属する。

 「コンテンツ選びや販促の企画では、既存コンテンツにおける会員の利用状況が重要な判断材料となります。私が管理するデータマネジメントグループは、利用状況のデータ集計や分析を行っていますが、以前はサーバーに蓄積される膨大なデータを抽出・整理するだけで精一杯で、分析に十分な時間が割けないことが大きな課題でした」と振り返る。

 そこで同グループは、データ抽出・整理のスピードを飛躍的に向上させるオラクルのクラウドソリューションを導入した。これによって、「驚くほどの生産性向上と、データドリブンによるタイムリーな経営や販促活動が実現しました」と松崎氏は語る。