サブスクビジネス好調の理由は、
企業の経営課題を解決する提案型アプローチ

1988年創業、長年にわたるレンタル事業を、デジタル時代のビジネスモデル「サブスクリプション」に進化させ、大きく業績を伸ばすパシフィックネット。2019年10月、同社はレンタル推進部という部署の名称をサブスクリプション推進部に変えた。「実態にそぐわなくなってきたのです」とパシフィックネット 取締役 サブスクリプション推進部長 杉研也氏はその理由を語る。「当初、PCレンタル事業は、PC調達時の初期投資抑制に加え、月額レンタル費が経費として計上できることから、コストの平準化が可能になり予算が立てやすいといったメリットで利用が拡大していきました。近年はBS(Balance Sheet、貸借対照表)上のオフバランスの観点に加え、LCM(Life Cycle Management)業務全般のアウトソーシングニーズが高まる中、当社では従来のPCレンタルに、通信SIMやOffice 365をはじめとするクラウドサービス、ヘルプデスク等の様々なITサービス、そして返却後のデータ消去サービスを組み合わせたソリューションをワンストップで提供しています。サブスクリプション推進部では、それら LCMをサブスクで提供するというビジネスモデルの展開に取り組んでいます」

同社のサブスクビジネスの特徴は、主に従業員数100~1,000人規模の企業を対象とし、「情報システム部門(情シス)」の課題を解決する提案型アプローチにある。「ITと経営が一体化した現在、働き方改革に伴うテレワーク導入、コスト削減、業務効率化、生産性向上など、情シスが取り組む課題は企業の大小を問わず多岐に渡っています。一方で、これらを担うIT人材不足は続いており、情シス担当者一人一人が背負う役割と業務負荷はますます大きくなっているのです。 当社のサブスクサービスには、基本プランはあるのですが、お客様のご要望とコストのバランスをとりながらフルカスタマイズして最適なソリューションを、スピード感を持ってご提供しています。当社にPCのLCMをお任せいただくことで、情報システム部門は『経営に貢献するIT』の取り組みに集中することができます」

セキュリティの観点で盲点となるのが
返却時のデータ消去!

PCのサブスク導入に際し、コスト削減や運用業務負荷の軽減などにポイントを置くのが一般的だろう。しかし、返却時のデータ消去はセキュリティの観点で盲点となりがちだ。2019年12月、個人情報を含む大量の行政データが蓄積されたハードディスクの不正転売事件が発覚し、大きな社会問題となった。サブスクを安心して利用するためには「入口」だけでなく、どのような環境でどのようにデータが消去されるのか、しっかりと「出口」をチェックしておくことが重要だ。

パシフィックネットは、情報漏えいを最上位のリスクと認識し、強固な管理体制のもと自社テクニカルセンターでデータ消去を行っている。「当社では、国際基準の媒体消去ガイドラインに則ってデータ消去を行い、エビデンスを求められるお客様には消去方式、作業責任者などが記載された『データ消去証明書』を有償にて発行します。ご要望があれば、ハードディスクの物理破壊や磁気消去にも対応しています」 また、同センターの管理体制について杉氏は次のように説明する。「テクニカルセンターでは、ISMS(ISO27001:情報セキュリティ・マネジメント・システム)の取得と運用、金属探知器による身体検査、防犯カメラによる作業監視、ポケットを縫い付けた制服の支給、データ消去のダブルチェック、内部監査の定期実施など、考えうる業界最高水準の情報漏えい防止体制を構築しています。更には、定期的な従業員へのセキュリティ教育、厳格な勤怠管理と従業員満足度向上などにも取り組み、あらゆる角度からの対策を徹底しています」 

業界最高水準の情報漏えい防止体制を構築している東京テクニカルセンター
(参照 https://www.value-press.com/pressrelease/232932)

PCレンタル事業を行ってきたこれまでの30年以上の歴史の中で、企業の生命線としてデータ消去に取り組んできたと杉氏は付け加える。「リスクは現実に発生しうるという危機感をもって日々厳格に運用を行い、情報漏えい防止に対する意識を企業文化として定着させています。データ消去サービスのエキスパートとして、コンプライアンスや情報セキュリティに厳格な企業や官公庁からも信頼を寄せられています」

PCのLCMから情シスを解放!
煩わしい業務をアウトソースできる『 Marutto 365 』とは?

同社のDaaSである『 Marutto 365 (まるっと 365)』は、モバイルノートPCのレンタル、通信(SIM)、 Microsoft 365 (Office 365 、 Windows 10 、EMS: Enterprise Mobility + Security)、ヘルプデスク、返却後のデータ消去などモバイルワークに必要なサービスが「ALL in One」のサブスクサービスとして提供される。「当社の『 Marutto 365 』は、PCのLCMから情報システム部門を解放します」と杉氏は話す。「デバイスの保守、故障対応などの運用負荷に加え、デバイスや通信、各種サービスのベンダーが異なると管理が複雑になり、障害発生時の要因特定も難しくなります。契約書や請求書も個別のため事務作業の手間もかかります。こうしたデバイスに関わる煩わしい業務を、『まるっと』『1つに』組み合わせてアウトソーシングにより軽減しようというのが、『 Marutto 365 』のコンセプトです」

経営の観点では、『 Marutto 365 』の導入はモバイルワークによる働き方改革の推進につながると杉氏は強調する。「サブスクの活用により、2年、3年のスパンで最新機種に切り替えることで、デバイスが陳腐化せず生産性の向上が図れます。『 Marutto 365 』は、メーカーを問わずPCを選択できる幅が広いのも特徴です。また故障した場合、センドバック方式で交換品をお送りするので、すぐにご利用いただけます。メーカーに問い合わせるなど面倒な手間は一切発生しません。さらに使用中のPC紛失などによる情報流出のリスクを防ぐために、デスクトップ仮想化によりPCにデータを残さない仕組みをオプションでサブスクサービスとして利用することも可能です」

『 Marutto 365 』によるサブスクでPCのLCMを「まるっと」サポート

『 Marutto 365 』導入企業のキーワードは
多拠点への対応と利用期間の柔軟性

『 Marutto 365 』導入企業のキーワードとして、多拠点への対応と利用期間の柔軟性が挙げられると杉氏は話し、導入事例を交えて説明する。「少人数の情報システム部門では拠点が多くなるほどPCの運用管理に要する負荷は大きくなります。多店舗展開をされ、出退店の頻度が多いある企業様は、出店時の店舗へのデバイスの配送や個別のキッティング、運用中はOSの更新管理などのセキュリティ管理、さらに退店時は、返却されたデバイスの管理やデータ消去などの煩雑な業務に悩まれていました。『 Marutto 365 』により、当社がデバイスの保管、キッティング、配送などを代行し頻繁な出退店に柔軟に対応、また Microsoft 365 のEMSを利用し、クラウドで全国の店舗にあるデバイスの一元管理・セキュリティの強化が図れることを高く評価していただきました。介護分野のお客様も拠点数が多いため『 Marutto 365 』をご導入いただくケースが増えています」

様々な場所に建設現場を展開する建設会社ではPCの一元管理に加え、施行から完了までの期間の延長や短縮に対応できる柔軟性も求められる。一方で、PCを落としたりぶつけたりするリスクが高いにも関わらず、トラブルに対し情報システム部門がすぐに駆けつけることは難しい。「利用者側と管理者側両方の課題を解決するために、建設会社様の建設現場に『 Marutto 365 』をご導入いただきました。また、ソフトウエア開発会社様に開発プロジェクトの期間だけ『 Marutto 365 』をご利用いただいているケースもあります。当社は全国に拠点があり、小口対応ができることも強みです」

もう一つのサブスク『 Marutto Device Service 』で
運用管理業務もスムーズにアウトソーシング

手間のかかる運用管理業務を毎月定額でアウトソーシングできるサブスクサービスが、同社の『 Marutto Device Service 』だ。多くの企業では購入したPC、リースやレンタルしたPCが混在しているのが一般的だが、このサービスでは「他社からのリースや購入で調達したデバイスも含めて、社内のPCの運用管理を「まるっと」お任せいただけます。お客様の現状業務に合わせてサービスをカスタマイズ設計し、月額利用料金を設定してご提案いたします。また『 Marutto 365 』と『 Marutto Device Service 』は高い親和性があります。『 Marutto Device Service 』 で調達方法が混在する既存PCの運用・管理をアウトソーシングしながら、PC入替えのタイミングで徐々に『 Marutto 365 』を導入することでスムーズなDaaSおよびサブスクによるLCMへの移行が行えます」

『 Marutto Device Service 』によるサブスクで運用管理業務を「まるっと」アウトソーシング

経営課題の解決にこそ、
サブスクの真価が発揮される!

サブスクは、初期導入コストが月額で平準化されるためイニシャルコストを抑制できる。トータルコストの削減においても『 Marutto 365 』はメリットが大きいと杉氏は話す。「レンタル、通信SIM、 Microsoft 365 などの価格を足し算していくと、それぞれを購入するよりもお得です。さらに情報システム部門の運用負荷軽減や人的リソースの有効活用など目に見えない効果もあります」

最近では、PC調達の考え方も多様化してきていると杉氏は指摘する。「働き方改革に加え、BCP(事業継続計画)対策の一環として在宅勤務を実現する環境整備のニーズも高くなっています。まずトライアルとして部長クラスや営業などを対象に導入し、成果を確認しながら適用を拡大していくことも『 Marutto 365 』なら容易です。また中小企業でもコストを抑えたうえで最新のモバイルPCを活用できるため、生産性や競争力の向上が図れます。

今後ますます深刻化する情シス部門の人材不足に対し、『 Marutto 365 』と『 Marutto Device Service 』は現実的かつ最適な解決策となります。コストや効率だけでなく、経営課題の解決にこそ、サブスクの真価が発揮されるのです」

お問い合わせ

株式会社パシフィックネット
https://www.prins.co.jp/

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急成長するサブスクリプション型ビジネスは、市場のルールを大きく変え、企業の在り方も大きく変えようとしている。
ルールチェンジを見極め、いかにその波に乗ればよいのか。

ー01 特別対談

モノを買わない時代の
“企業経営術”

サブスクを活用し、持続成長する企業の共通項とは?

経済学者 竹中 平蔵 氏
日本マイクロソフト 梅田 成二 氏

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ー02 企業事例

サブスクで
価格競争から脱却し成長軌道へ

タイヤを売らないブリヂストン、挑戦の軌跡―

ブリヂストンタイヤジャパン株式会社 
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 安藤 浩太郎 氏
 藤田 裕司 氏

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ー03 企業事例

市場のゲームチェンジに
乗り遅れるな

「サブスクリプション」がもたらすビジネス変革

ビープラッツ株式会社 
藤田 健治 氏

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ー04 企業事例

「所有から利用」で攻めのITへ
DaaSで企業変革を実現できる4つの理由

~人手不足、セキュリティ、資産管理、多店舗経営に効く~

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ー05 セミナーレポート

新・サブスク経営学
セミナーレポート

2020.02.26 大阪開催 “買わない時代”のビジネスモデルチェンジ

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Eventイベントのご案内

本サイトと連動したセミナーを12月11日に虎ノ門ヒルズで開催します。
「買わない時代の企業経営術」を考える一日。ご来場を心よりお待ちしております。

主催 日経ビジネス
協賛 日本マイクロソフト 
パートナー各社様
日時 2019年12月11日(水) 13:00-17:30
会場 虎ノ門ヒルズフォーラム メインホール
費用 無料

セミナー終了いたしました

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主催 日経ビジネス
協賛 日本マイクロソフト株式会社、
ダイワボウ情報システム株式会社
日時 2020年2月26日(水) 13:30~17:40
会場 なんばスカイオコンベンションホール 7F
費用 無料

セミナー終了いたしました

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モダン PC のサブスクリプション型利用が企業のDXを加速!」

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