日本企業でデジタル変革(以下、DX)に成功したのはわずか16%―。

マッキンゼー・アンド・カンパニージャパン(以下、マッキンゼー)は独自調査で衝撃的な数字を明かした。企業変革の成功率が30%程度と言われているなか、DXでは成功率が半分だ。製造業などトラディショナルな業界では4~11%とさらに落ち込むという。

マッキンゼーによると、その障壁になっている課題は技術的なものでなく、経営者のコミットメントや理解度、企業文化やデジタル人材の不足といった、人、組織、文化に要因があるという。しかしこれらは根が深く、簡単に変えることができない。デジタル変革の成功が、従来の企業変革より難しい理由はまさにそこにある。そこで本編は、日本のリーダーが知るべき戦略、戦術を次の4つに分けて解説する。

取材したのはDX推進の最前線で活躍されるお二人、マッキンゼー・アンド・カンパニージャパンでマッキンゼー・デジタル パートナーを務める松本 拓也氏とApptio代表取締役社長の成塚 歩氏。10年後の存亡がいま決まると言っても過言ではないDXの“戦略”と“戦術”について解説してもらった。

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