日経ビジネス電子版 SPECIAL
物流・ロジスティクス チャンネル 物流事例 01

国際物流を支えるパートナー

企業のサプライチェーンをつなぐ
「レジリエンス」とは

DHLジャパン 
代表取締役社長
トニー カーン

コロナ禍により、国際物流の現場には混乱が広がった。航空機の減便や欠航が続く中、DHLエクスプレスは顧客の期待に応え続けた。自社で運用する航空機により、独自の配送フライトスケジュールを構築。従業員や施設、ITなどに積極的な投資を継続してきたことも、円滑な物流の維持に寄与している。DHLエクスプレスの強さ、顧客に選ばれる理由とは何か? DHLジャパン社長のトニー カーン氏に聞いた。

コロナ禍により、国際物流の現場には混乱が広がった。航空機の減便や欠航が続く中、DHLエクスプレスは顧客の期待に応え続けた。自社で運用する航空機により、独自の配送フライトスケジュールを構築。従業員や施設、ITなどに積極的な投資を継続してきたことも、円滑な物流の維持に寄与している。DHLエクスプレスの強さ、顧客に選ばれる理由とは何か? DHLジャパン社長のトニー カーン氏に聞いた。

自社機材を保有、
突発的な事態下でも“強い物流”を提供

新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、国際物流は大きな影響を受けた。航空機の減便や欠航などが相次いだことでサプライチェーンが混乱し、予定通りの生産・流通・販売ができなかった企業も少なくない。こうした中で、顧客からの信頼感を高めたのが、国際エクスプレス業界のグローバルリーダーであるDHLエクスプレスである。

DHLジャパン社長のトニー カーン氏は次のように語る。

「コロナ禍で航空輸送のキャパシティーが一気に減少し、大きな需給ギャップが生じました。輸送手段を求めて苦労した企業も多いのではないでしょうか。しかし、DHLには自社の運航便があります。困難な時期にも、安定して荷物を運ぶことができました」

DHLエクスプレスの信頼性は、2008年のリーマンショックや10年に起きたアイスランドでの火山噴火時に証明された。11年の東日本大震災のときも同様だ。実は、カーン氏は当時、日本の最前線で震災に向き合った当事者である。

次ページで紹介するカーン氏の言葉には、DHLエクスプレスのビジネスモデルに備わったレジリエンス(回復力)の鍵が含まれているように見える。

DHLエクスプレスは2019年、双発機として最大の貨物スペースを誇るボーイング777貨物機を14機購入。21年1月には、さらに8機の追加注文を発表した。自社の機材をフル活用することで、安定した強いサービスを提供している。

角井亮一 氏

DHLジャパン 代表取締役社長
トニー カーン

1965年、パキスタン生まれ。87年、カラチ大学で経済学の学位を取得。DHLの重要なグローバルハブ空港の一つである香港セントラル・アジア・ハブをゼネラルマネージャーとして総合的に監督・運営。DHLジャパンでは10年以上にわたり、常務執行役員業務本部長など要職を歴任。在任中、成田、関西の両ゲートウェイの他、中部国際空港ゲートウェイを新たに開設。2011年3月に発生した未曽有の東日本大震災においても、最前線で従業員の安全確保とサービスの継続に手腕を発揮した。20年、代表取締役社長に就任。

次ページ以降をお読みいただいた方については、日経BPが登録情報をとりまとめ、クリック後に表示される当該企業に第三者提供します。
表示される説明文をお読みいただき、ご同意の上ご利用ください。

1 2 >