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Fujitsu intel

将来的なクラウド化を見据えた理想的なオンプレミスのあり方とは

“すべてのシステムをクラウド化したい”という理想と現実の間を埋める最適解、それがオンプレミスを生かしたハイブリッドIT環境だ。ただ、どんなオンプレミスでもいいというわけではない。十分に使い勝手がよく、クラウドへの移行もしやすいものでなければならない。企業は、導入と運用管理の負荷が少なく、クラウドとの親和性の高いサービスを選ぶべきだ。

ハイブリッドIT環境が
現時点の最適解

ここ数年の社会情勢の変化により、多くの企業にビジネススピードの加速が求められている。企業は、いち早く商品やサービスを立ち上げ、いち早く顧客に提供しなくてはならない。その身軽さをサポートするのが、時間や場所に制限されずに業務を行うことが可能となるシステムのクラウド化だ。

「今後もオンプレミスを志向されるお客様もいらっしゃいますが、多くのお客様は、いずれはすべての業務をクラウド化したいとお考えです。しかし、セキュリティや性能、システム更新のタイミングなど様々な条件を考慮すると、すべてのワークロードやアプリケーションを一気にクラウド化するのは難しいという事情もあり、適材適所でオンプレミスに残す必要もあると思います」と語るのは、富士通 システムプラットフォーム事業本部 統合商品事業部で事業部長を務める加藤浩晃氏だ。

そこで、現時点の最適解として注目されるのが、クラウド、ホスティングなどのデータセンターサービス、オンプレミスを組み合わせるハイブリッドIT環境だ。そのハイブリッドIT環境におけるオンプレミスは、これまでにはなかった要件が求められる。

谷内康隆氏
システムプラットフォーム事業本部
統合商品事業部 事業部長
加藤浩晃

「1つは、導入や運用管理の負荷低減です。以前からの課題ではありますが、IT人材の不足による“2025年の崖”が間近に迫った今、ITインフラの運用管理を特定の人に任せることなく、属人性は排除すべきです。手間をかけずに導入・稼働ができ、誰でも運用管理ができるようにする必要があります」

もう1つはクラウドとの高い親和性だ。これからのオンプレミスは、クラウドとのハイブリッドで使われることが前提となる。現時点ではシームレスな運用を実現し、将来的にクラウドへの移行を検討する際にも、スムーズに移行できる環境を整えておく。その両方の条件を満たしたオンプレミス環境を構築することが、長期にわたって持続可能なシステムを実現する。

次ページでは、そのための具体的な方策を紹介していく。

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