日経ビジネス電子版 Special

世界から注目集める国際都市メルボルン

多様な経済と実績をもつビクトリア州の魅力を探る

オーストラリアのGDP1/4を牽引する
ビクトリア州の強さ

ビクトリア州メルボルン

 オーストラリア大陸の南東部に位置するビクトリア州。その面積はオーストラリア国土全体の約3%に過ぎないものの、人口はオーストラリア全体の26%を占め、オーストラリアのGDPの23%と国全体の約4分の1の経済活動を牽引する州である。ビクトリア州は他の州と比べて鉱物資源に乏しいことから、製造業やサービス業によって州経済を成長させてきた歴史がある。現在ではデジタルテック、専門・金融サービス、先端製造業、食品加工、ライフサイエンス、クリーンテクノロジーなどの分野で強みを発揮し、より多様な経済をつくり上げている。

 ビクトリア州の州都であるメルボルンは、イギリス『エコノミスト』のEconomic Intelligence Unitによる調査で2011年から2017年まで7年連続で「世界でもっとも住みやすい街」に選ばれるなど魅力あふれる街として知られている。さらにビクトリア州の先端的な経済構造、州都メルボルンの住みやすさ、ならびに外国事業投資を歓迎するオーストラリアの国としての魅力が相まって、ビクトリア州は事業投資先として熱い視線を集めている。

さまざまな分野で
高い評価を受けるビクトリア州

力強い経済

・過去27年間、一度も止まることのなく経済成長が続いている*1

・過去10年間の年平均成長率は2.5%*1

・一流のグローバル企業、オーストラリア企業にアクセスできる

・ビクトリア州の州としての経済規模は、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ニュージーランドを上回る

増え続ける人口

・ビクトリア州の人口は650万人*2

・早ければ2030年にも国内最大の都市になる見込み*3

オーストラリアのテック・シティ

・オーストラリアでただ一つのテック・シティ

・ユニコーン企業10社がメルボルンで誕生

・3,000社以上のスタートアップ企業がビクトリア州を拠点にしている

優秀な人材と研究機関

・民間志向の卒業生を集めやすい立地

・オーストラリアの他都市より、科学、IT、工学、農学・環境学、経営学・商学、食品・ホスピタリティ専攻の卒業生が多い*4

・オーストラリアでトップランクの大学(メルボルン大学)と最大規模の大学(モナシュ大学)を擁する*5

ビジネスコストが安い

・給与税率がオーストラリアで2番目に低い*6

・不動産コストが安い(他の州都を最大25%下回る)

世界トップクラスのインフラ

・充実した道路・鉄道網が空港・海港と連絡

・メルボルン空港(24時間年中無休、国際空港、離着陸制限時間帯:カーフューなし) 、アバロン空港(24時間年中無休、カーフューなし、国際貨物便)

アジア太平洋地域へのアクセス

・アジア太平洋地域とタイムゾーンが近い

・メルボルンのタイムゾーンは米国と欧州のビジネスアワーの中間に位置する

世界で一番住みやすい都市

・メルボルンは7年連続で「世界一住みやすい都市」として選ばれる*7

・テニスの全豪オープンをはじめ、文化、スポーツのイベントが多数開催

出典
1.オーストラリア統計局(ABS)、cat. no 3218.00、6月18日 Regional Pop Growth(地域別人口増加)(2019年3月発表)
2.オーストラリア統計局(ABS)、cat. no 3218.00、6月18日 Regional Pop Growth(地域別人口増加)(2019年3月発表)
3.オーストラリア統計局(ABS)、cat. no. 3222.0、Population Projections(人口予測)(2018年11月発表)
4.Department of Education(教育省)、2016 Award Course Completions(2016年度認可コース修了者)
5.Times Higher Education、World University Rankings(世界大学ランキング)2017-18年度(32位)
6.http://www.payrolltax.gov.au (2017年7月1日現在)
7.Economist Intelligence Unit(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)2011-17年

アジア太平洋地域の中核都市として
ビクトリア州が世界をリードする

 ビクトリア州はビジネス展開に最適な条件が揃った場所であり、すぐれた人材、ビジネスコストの安さ、世界トップクラスの研究機関、そしてアジア太平洋地域でビジネスチャンスを広げるための安定した玄関口、これらの条件がビクトリア州の魅力を支えている。州政府は世界に名だたるビクトリア州の住みやすさをますますスケールアップさせるため、大型インフラプロジェクトに巨額の投資を行っており、2030年代にはビクトリア州の州都メルボルンがオーストラリア最大の都市になる見込みである。

 ビクトリア州には、デジタルテクノロジー、先端製造業、健康科学・生命科学、農業食品、新エネルギーなどの産業を長年にわたって繁栄させ、豊富な人材プールを提供してきた実績があり、これらをはじめとする産業が、新型コロナウイルス収束後の経済発展を支えることになる。

次ページ:ビクトリア州の
投資環境を読み解く
最新資料

  1. 1
  2. 2
  3. »

次ページ以降をお読みいただいた方については、日経BPが登録情報をとりまとめ、クリック後に表示される当該企業に第三者提供します。
表示される説明文をお読みいただき、ご同意の上ご利用ください。

Page Top