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物流・ロジスティクス チャンネル

多品種少量型の物流現場づくりをサポート

物流現場の「困り事」に応じて
最適な解決策を提案する

高さ5mの増設ラックと
高所作業台車で
倉庫の上部空間を有効活用

「モノづくり」から「モノ配り」へと倉庫の役割が変化する中で、物流業界の大きな悩みとなっているのが、倉庫の上部空間の有効活用だ。

どんなに天井高があっても、人が品物をピッキングする多品種少量型の倉庫では人が手を伸ばせる高さ2m以上の上部空間が無駄なスペースになってしまう。

そこでジャロックが提供しているのが、既存の中量ラックの上部に高さ5mのラックを増設する「タナTSumU®(タナツム)」と、ラックの間を走行し、人が乗るデッキを高さ3.2mまで昇降できる高所作業台車「Hypick Runner®(ハイピックランナー)」でのソリューションだ。

施工前 施工後

「タナTSumU」は、既存の中量ラックの上部に高さ5mの保管スペースを追加できる増設ラック。既存ラックを解体することなく、そのまま活用するため、施工時に保管物を移動させる必要がない。

高さ5mのラックを増設しても、人が高さ3.2mまで昇れば問題なく商品に手が届き、ピッキング作業を行える。これによって無駄に空いていた上部空間を有効活用し、より多くの品物が保管できるようになるのだ。

「タナTSumU」の最大の特徴は、既存のラックを解体することなく、そのまま増設できることだ。しかも夜間に増設できるので、日中の物流作業を止める必要がない。

また、「ハイピックランナー」は幅80cm、長さ1.2mと非常にコンパクトであり、その分、棚の面積を広げることができる。しかも、高所作業台車の運転にはフォークリフト免許が要らず、アルバイトやパートタイマーでも簡単に操作できるのも大きなメリットだ。

斉藤氏は、「『タナTSumU』と『ハイピックランナー』を併用することで、EC倉庫などの空間効率や作業効率は飛躍的に改善するはずです」と語る。

高所作業台車の「ハイピックランナー」は、幅80cm、長さ1.2mと小回りの利くスリムな車体のため、ラック通路を縮小して保管スペースを増やせる。日本の高所作業台車安全基準を満たしており、高層ラックにある保管物のピッキングも簡単・安全に行える。

天井設置型の大型ファンを
日本でいち早く導入

何十人、何百人もの作業員が働く「モノ配り」倉庫では、いかに庫内環境を快適に保つかということも重要だ。これも、従来の「モノづくり」倉庫からの大きな変化であろう。

せいぜい数名しか働かない従来の「モノづくり」倉庫では、室内温度の高さがさほど問題となることはなかった。しかし大勢の作業員が働く「モノ配り」倉庫では、できるだけ快適な室温に保たないと、健康に害を及ぼす危険があり、作業効率も下がってしまう。

ジャロックはこれを解決するため、米国のEC倉庫などで利用されている天井設置型の大型ファン「Revolution Fans(リボリューションファン)」の国内販売を2012年に開始した。

「ブレード(羽)の長さが最大7mの巨大ファンは、従来型の扇風機約50台分の風を起こし、2000m²以上の面積をカバーします。これによって、倉庫内の体感温度を2~5度下げることができます」と斉藤氏は説明する。

今でこそ同様の大型ファンを取り付けるEC倉庫が増えているが、ジャロックはこれを日本でいち早く導入し、普及させる役割を担った。同社の「先見の明」と、「唯一無二のソリューションを物流現場に届けたい」(斉藤氏)という思いの強さが分かる製品の一例だ。

最大7mの大型ブレードを低速で回転させることにより、優しい風の循環を作り出す「リボリューションファン」。風量は従来型の扇風機約50台分、カバー範囲は2000m²以上。夏季では体感温度を最大5度下げる効果があり、作業環境の改善や生産効率の向上が期待できる。また、冬季では暖房で温まった空気を循環させることで設定温度を下げ、コストを20~30%節約できる。最大風量で使用した場合でも電力消費は1700W(ヘアドライヤー1台分相当)と、省エネにも配慮している。

また、同社の自社製品では、一般的な台車よりも格段に高い制振性を持った「Carry Runner® (キャリーランナー)NEO」という製品が注目に値する。

車輪の代わりに特殊なクローラーを履いたこの台車は、段差や凸凹道、砂利道、雪道など、どんな床面や路面を走らせても、載せたものをほとんど揺らすことなく走行できる。

「果物や半導体など、振動に弱いものを移動させるのに適しています。最近では、新型コロナウイルスワクチンの搬送用にも採用されました。少品種多量型の倉庫では、搬送にフォークリフトとパレットを使いますが、ECなどの多品種少量型の倉庫では、台車による搬送が主流です。時代の変化に合わせ、台車をより進化させたいと考えて生み出しました」と斉藤氏は説明する。

車輪の代わりに特殊なクローラーを装着した台車「キャリーランナーNEO」。段差のある場所や凸凹道、砂利道、石畳、雪道などでも、載せた荷物をほとんど揺らすことなく走行できる。果物や半導体、薬品など、振動によって傷や故障が生じやすい荷物の搬送に適している。5cm程度の段差でも容易に乗り越えるので、工場から倉庫へ、倉庫から屋外へといった移動もしやすい。2本のクローラーはそれぞれ独立して動くので、狭い場所でも旋回が容易だ。

初期投資コストを抑える
レンタル、オペレーティングリースも提供

もう一つ、台車が主流となった庫内物流に対応してジャロックがオリジナルに開発したのが、「Assist Cart(アシスト台車)」である。

同製品は、既存の台車に装着するだけで電動自転車のように台車の走行をアシストしてくれる装置だ。台車に数十㎏の荷物を載せて運ぶのはかなりの重労働であり、坂の上り下りでは負担がさらに増す。「アシスト台車」を取り付ければ、その負担が大幅に軽減され、作業の安全性と効率が高まる。

「作業員の高齢化が進み、女性が活躍する現場も増えていることから、なるべく力仕事の負担を減らすソリューションを提供できないかと考えました。おかげさまで非常に好評です」(斉藤氏)

既存の台車に装着するだけで、電動自転車のように台車の走行をアシストする「アシスト台車」。駆動輪ユニット、 操作力検知ユニット、 制御ボックスユニット、バッテリー、充電器で構成されている。上り坂の走行では、100kgの荷物で6度の傾斜路をアシストすることが可能(最大速度は3.5km/h)。傾斜0度なら500kgの荷物が運べるので、作業効率も上がる。一方、下り傾斜路ではブレーキが作動するので、ゆっくり安全に走行することができる。

ジャロックでは、なるべく多くの物流現場に採用してもらうため、これらの製品ソリューションをレンタルやオペレーティングリースでも提供している。多額の初期投資が不要で、経費計上ができるため、中堅・中小企業にとっても大きなメリットがある。

斉藤氏は、「半世紀以上にわたって培った支援ノウハウと、様々なソリューションを組み合わせて、これからも庫内物流現場の『困り事』を解決します。事業規模や課題の内容にかかわらず、何なりとお気軽にご相談ください」と語った。

斉藤 力丸氏の
インタビュー動画はこちら ▼

ロゴ

株式会社ジャロック

〒164-0011 東京都中野区中央2-59-18
ジャロックビル
https://www.jaroc.com/

タナTSumU®(タナツム)
https://www.jaroc.com/products/tanatsumu/

Hypick Runner®(ハイピックランナー)
https://www.jaroc.com/products/hypickrunner/

Revolution Fans(リボリューションファン)
https://www.jaroc.com/products/environment/fan/

Carry Runner®(キャリーランナー)NEO
https://www.jaroc.com/products/pipe_joints/carryrunner/

Assist Cart(アシスト台車)
https://www.jaroc.com/products/pipe_joints/assisttrolley/

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