音響機器メーカーのシュア・ジャパンが大企業の1000人に行った実態調査によれば、オンライン会議で直面したトラブルトップ5のうち、トップ3までが「音」に関する問題だった。「発言のタイミングがつかみにくい(38%)」、「部分的に聞こえなくなる(36%)」、「音声が聞き取りにくい(34%)」だ。

これでは参加者の不満やストレスは溜まるいっぽうだ。映像障害であれば音声でカバーできるし、仮に子供が映り込んでしまったとしても笑いにできる。だが、音声障害はそうはいかない。ほぼ100%ネガティブに捉えられる。ましてや、VIPとの商談、決算発表会などの重要な場であれば、音声品質はビジネスそのものに直結する。

日本マイクロソフト 業務執行役員・エバンジェリストの西脇資哲氏によれば、新製品発表会の音に問題があると、新製品や会社の印象まで悪くなるという。重要なメッセージを相手に確実に届けるために最も必要なのは高品質な音声であり、「オーディオ・ファースト」が大事と語る。クリアで安定した音への投資が、従業員満足度や企業競争力を左右する時代なのかもしれない。

そこで本稿は、シュア・ジャパンのインテグレーテッド・システムズ ディレクターである大友裕己氏と、ビジネス・プレゼンテーションのカリスマとして定評のある日本マイクロソフトの西脇氏による緊急対談を企画。企業間の音声コミュニケーションの大問題とは何か。そしてその解決法とは。新たな潮流を読み解く。

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調査結果の詳細と「音の大問題」の解決方法
音響の専門家×プレゼンのカリスマによる“音”の新考察