“今、着手しなければ、DXが後手に回ります”

DXを推進し成長企業へと変革するには、生成AIやIoTなどのデジタル技術やサービスの活用が鍵を握る。課題は、それらを戦略的に企画・導入するIT人材の圧倒的不足。解決策として有力な選択肢がITアウトソーシング(ITO)の活用だ。IT部門(情シス部門)がコア業務に集中できる時間を一気に創出できる。ポイントは、例えば単なるPCのキッティング作業にとどまらず、経営課題の解決につながること。今、取り組まなければ、DX加速やセキュリティー強化などの経営課題に影響を及ぼし、激化する競争環境の中で生き残れなくなってしまう。ITO分野で存在感を示すジョーシスのキーパーソンに、その勘所を聞いた。

2018年9月、経済産業省が発表した『DXレポート』では、2025年のIT人材不足が43万人まで拡大するとした。「崖」がすぐそこに迫っていることは、現場で実感として表れているとジョーシス VP of Business Developmentの船瀬悠太氏は指摘する。「当社は2022年からITOサービスを提供しています。四半期ごとに2倍の成長を続けており、IT人材不足は経営課題であると肌で感じています」。

ITデバイス&SaaS統合管理クラウドサービスを提供するジョーシスは、2023年から収益を10倍に伸ばし、現在は500社以上の企業が取引先だ。大型資金調達も進み、市場評価も高い。同社のサービスが経営課題の解決をも見据えているためだ。

IT人材不足を解消し
IT部門を攻めの集団へ

DX加速、SaaS戦略的活用、セキュリティー強化、およびこれらに対する人手不足対策。日本企業の経営アジェンダにおける重要テーマだ。実現するには、IT人材をノンコア業務から解放し、本来集中すべきコア業務へシフトさせることが求められる。

「日本企業のIT部門は業務の幅がとても広い。その中でも、デバイスキッティングやアカウント発行、従業員からの問い合わせ対応など、直接利益を生み出さないノンコア業務が多いのが実情です。これらは基本的に重要度は高くないが、緊急性は高い。IT部門が重要度の高い業務に取り組むには時間を生み出すことが必要です。そのためには、思い切ってノンコア業務をアウトソースすることが必要です」(船瀬氏)

一般的に、日本企業はアウトソースに消極的な傾向があるといえる。しかしDX推進やリモートワークの普及などにより、その認識も変わり始めた。「IT担当者の転退職などを契機とするご相談に加え、DX推進の文脈で人材リソースの最適化、セキュリティー強化の観点から、当社にお声がけいただくケースが増えてきました」(船瀬氏)。

ノンコア業務をアウトソースすることで、IT部門の経営への貢献度を高めていく

ITOは人手不足の下、IT部門の能力を最大限に引き出す手段で、今や経営マターだ。これに今着手しないと、経営課題が後手に回る。先に挙げた経営アジェンダに対する、次世代型ITOの提供価値を船瀬氏は説明する。当てはまる企業も多いはずだ。

次世代型ITOが
経営課題を解決

1.DXの加速:IT部門のノンコア業務をアウトソースすることでIT人材不足を解消し、IT部門はDX戦略の立案・遂行に集中できる。経営の期待に応え、IT部門のモチベーション向上につながる。

ポイントは、IT部門の業務プロセス自体を代行できること。つまり、単にデバイスのキッティングするのではなく、その後の運用管理までも含めることで、IT部門は多くの時間創出が可能となる。

2.SaaSの戦略的活用:コロナ禍と働き方変革によりSaaS導入が急増。SaaSの利用数は欧米企業の数百に対し、日本企業はまだ数十にとどまっている。今後利用拡大が予想される中で課題となるのが、運用管理負荷の増大だ。SaaS利用はビジネススピードを支えているが、運用管理は複雑化している。

「当社のITOではSaaS関連回りも対応します。デバイスと同様、アカウント発行・停止・削除、権限設定・変更などを、従業員起点で管理します。入社、異動、退社などイベントごとのIT資産データベースのアップデートも代行します。SaaSもデバイスもマスターデータベースという『唯一の真実』を保持することで、一元管理を実現。全IT資産を可視化できます。またSaaS活用では、戦略的にそのSaaSが必要か否か、プランは最適か、などを常に見直すことが大切です。コスト最適化に向けても利用状況の可視化や、IT資産の棚卸しもサポート。SaaS活用ロードマップの作成支援も行っています」(船瀬氏)

3.セキュリティー強化:人材の流動化、SaaSの利用促進に伴い、セキュリティーリスクも拡大する。「従業員軸でのSaaS管理は、退職者や派遣スタッフのアカウント削除漏れなどを防止します。またセキュリティーリスク低減に向け、会社の認可なしで利用する『シャドーIT』を検知する機能も提供しています」(船瀬氏)。

これは、ニーズの吸い上げにも効果があり、リスクをチャンスに変えることもできる。多くの企業で、ハイブリッドワークによりIT資産の可視化がしにくくなり、コストとセキュリティーの両面で課題となっている。「当社のアウトソーシングは、ITガバナンスの強化にも貢献します」(船瀬氏)。

ジョーシスのITOは、キッティングからデバイスやSaaSの管理、ヘルプデスクまでをカバーし、企業の人手不足を解決。IT人材をよりコア業務へ集中できるようにする。

IT部門が果たすべき役割は、経営に貢献する領域へと広がっている。「ノンコア業務のアウトソースを通じ、お客様の『第二のIT部門』として、DX時代のIT部門を支援し、お客様の持続的成長に貢献していきます」(船瀬氏)。

この変革期に改めて経営視点でITOを捉え、経営課題を解決する手段の一つとして活用してみてはどうだろうか。

ジョーシス株式会社

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