情報検索は「精度」と「網羅性」で選ぶ AIだけに頼らない最適解とは?
Case Study:みずほフィナンシャルグループ

情報検索は「精度」と「網羅性」で選ぶ AIだけに頼らない最適解とは?

積極的なDX戦略によって金融の変革を推進しているみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)。
みずほFGでは、業務現場の課題解決と顧客サービスの質の向上を目指して、
社内における「情報検索」の仕組みを見直した。
膨大に蓄積された情報を効率的に検索するため、既存環境の改善を検討したみずほFG。
その検討の背景と、新たに導入した検索環境の活用について話を聞いた。

総勢200人のデジタル戦略部が
グループのDXをけん引

 みずほフィナンシャルグループ(以下、グループを総称し〈みずほ〉)は「ともに挑む。ともに実る。」をパーパスに掲げ、多様な金融サービスの提供を通じて「個人の幸福な生活と、それを支えるサステナブルな社会・経済」の実現に貢献する。

 その取り組みに不可欠なものと位置付けるのがデジタル技術である。〈みずほ〉のDXをリードするデジタル戦略部が中心となって、新たな顧客体験の創出とプロセスの生産性向上を推進している。

 「当初は社員20人程度からスタートしたデジタル戦略部は、DXの進展とともに人員を拡充し、現在は200人規模になりました。社内の様々なカンパニーやユニットと横断的に協業して、組織の変革を推進しています」とみずほFG デジタル戦略部の徳安 正臣氏は説明する。
株式会社みずほフィナンシャルグループ デジタル戦略部 テクノロジー第一チーム 徳安 正臣氏
株式会社みずほフィナンシャルグループ
デジタル戦略部
テクノロジー第一チーム
徳安 正臣氏
 デジタル戦略部は、社内の各部門と連携しながら、業務変革につながるサービスや仕組みを数多く展開してきた。その代表例の1つが、2023年6月に利用を開始したAIチャットツール「みずほWiz Chat」である。情報や資料の検索、翻訳、文章の要約など、社内に蓄積された情報を日々の業務に生かす手段として、海外を含むグループ全体で幅広く活用されている。

 一方、社内情報の活用を進めるためには、新たなデジタルツールを導入するだけでなく、社員が必要な情報に素早く、確実にたどり着ける環境を整えることも欠かせない。そこで見直したのが、日々の業務を支える社内掲示板の検索機能である。

 〈みずほ〉では、本部から全部署に向けた情報など、業務上の伝達・共有事項を掲載する仕組みとして、Microsoft SharePointの社内掲示板を利用している。現場では、この掲示板に蓄積された膨大な情報を基に日々の業務を進めている。一方で、情報量の増加に伴い、必要な情報をより検索しやすくするための改善ニーズが生じていた。

 社内掲示板は情報共有や指示・伝達に欠かせないツールであるため、蓄積された情報をより検索しやすくすることは、業務を円滑に進める上で重要な課題になっていた。
みずほフィナンシャルグループが採用した
「高精度な情報検索の仕組み」とは?

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