グロービス
2022/3/31
トップ依存型の経営から、理念を中心としたチームワーク経営といった新しいステージへの挑戦――。これは、第2創業期や発展期に移行した企業の多くが直面する課題だ。
100円ショップの「DAISO(ダイソー)」などを展開する大創産業(広島県東広島市)も、その課題に悩み、解決策を探っていた。2018年に2代目社長が経営のバトンを受け、「30年までに事業規模を拡大する」という目標を掲げたが、強いリーダーシップを持ったトップに甘えていた今までの経営では、この壮大な目標の実現は困難だと判断した。
そこで同社は、各部門から本部長、部長、課長クラスの精鋭50人を集めて、「だんぜん!ブートキャンプ」と名付けた次世代リーダー育成のための教育研修プログラムを実施。知識習得やスキルアップのみならず、企業理念を具体的な戦略に落とし込みながら、チームワークによって経営を動かしていく意識や行動力を鍛え上げた。
このプログラムは、人材育成のみならず、組織変革までを一貫して支援するグロービスが企画・運営を担っている。壮大な目標実現に向けた「熱量」の高い教育によって、次世代リーダーの育成を目指す大創産業の戦略に迫る。