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DX人材不足、どう解決する? 日本企業のDXを阻む「3つの壁」と、その克服法

DX人材不足、どう解決する? 
日本企業のDXを阻む「3つの壁」と、その克服法

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2022/6/21

DXの課題、企業の6割超「人材・スキル不足」と回答

 デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、革新的なビジネスを生み出す――。

 残念ながら、この目的を達成できている日本企業はまだ少ない。背景には様々な要因があるが、中でも大きな足かせになっているのが人材不足だ。

 現場に知識・技術・経験を備えた人材がいないことや、マネジメント層のDXに対する理解が遅れていることが、日本企業のDXを遅滞させている。こうした実態は日経リサーチが日経ID会員に対して2021年1月に実施し、約2000人から回答を得た調査からも見て取れる。

 例えば、「DXを進める上での課題」を聞いた質問では、「人材・スキルの不足」と回答した人が62.2%で最多。また「組織としてのビジョン・戦略がない」は27.4%、「経営トップのコミットメント不足」は16.9%と、マネジメントについても一定数の人が課題に感じていることが分かった。この結果からも、今後、日本企業がDXを推進するためには、「ヒト」の問題解決に、より力を注いでいく必要があるといえる。

 この問題と向き合う上で最も有効なのがDX推進を阻む「3つの壁」を意識することだ。課題を明確にすれば解決策も生まれる。

 では、3つの壁とは何か。そして、壁を乗り越えたとき企業はどのような成果を手にすることができるのか。次ページで詳しく見ていこう。