
解説

Plug and Play Japan
2025/11/11
資料の紹介
経済学者のシュンペーターは、著書『経済発展の理論』(1911年)において「新結合」の概念を発表。ここからイノベーション理論が生まれ、経済発展の重要な原動力として現在にまで発展してきた。彼によると、イノベーションとは組み合わせたことのない要素同士を結び付けて、新たな価値を創造すること。例えば、キャリアの浅いスタートアップと既存大企業の組み合わせでも、イノベーションが生まれうるのである。
シュンペーターはイノベーションを5つの類型に分類した。(1)プロダクト・イノベーション:新しい製品の開発、(2)プロセス・イノベーション:新しい生産・管理方式の導入、(3)マーケット・イノベーション:新しい市場の開拓、(4)サプライチェーン・イノベーション:新しい資源の獲得・活用、(5)オーガニゼーション・イノベーション:新しい組織体制の実現、である。では、この5分類ごとにどんな企業同士の組み合わせ事例があるのか。
そこで本資料では、多くのスタートアップを支援してきたグローバル企業が、2024年1月~25年6月に生まれたスタートアップと大企業による協業事例13例を選出し、イノベーションの5分類に当てはめて解説する。そのうち、日本企業では(5)オーガニゼーション・イノベーションとして、社内向けAIソリューション開発で米・スタートアップと協業した富士通の事例、船員配置等の自動化でシンガポールのスタートアップと協業した飯野海運の事例を紹介している。