解説
フェリカネットワークス
2022/3/24
資料の紹介
コロナ禍や国際関係を巡る問題で、経営環境に対する先行き不透明感がますます高まっている。こうした状況を乗り切るためには常に最新の情報を得ることが経営判断には欠かせない。特に市場動向を分析するために有効なのが消費者の購買データだ。
これまで店舗の売り上げデータはPOS(販売時点情報管理)や調査会社などの独自の消費者モニター調査が主流だった。だが、POSデータは開示していないチェーンもあり、消費者モニターに依頼する場合は、コストがかかりデータの規模を確保するのが難しい。そこで今、注目されているのが購買レシートの活用だ。スマホの普及によって消費者が自身のレシートデータをアプリで投稿することが可能になった。家計簿アプリやレシートから商品を解析する技術と組み合わせれば、さらに的確な情報を収集できる。
本資料では、レシートを活用したコンビニ消費調査の結果を紹介する。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3大コンビニの3万人の消費者行動を分析。コロナ禍で消費者行動がどう変化したのかをデータで示す。「タバコやサンドイッチ、カップ麺などの消費が都心で減少した」「ビールは住宅地で急増した」といった分析結果のほか、コロナ禍における売れ筋の変化や立地ごとの傾向についても考察している。意外な変化も浮き彫りになった。