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高精度3Dプリンターを手軽に使うには?

ものづくりの変革に3Dプリンターを役立てたいが現状では購入稟議が通りそうもない、というような企業の役に立つのが、3Dモデルの造形だけを引き受けてくれるサービスだ。横河レンタ・リースの「3D造形受託生産サービス」なら、マルチマテリアル対応の高性能機もリーズナブルなコストで使用可能。自社導入前の“お試し”としても活用できる。

3Dプリンターの導入をはばむ課題とは

横河レンタ・リース株式会社 コーポレートマーケティングセンタ 新事業グループリーダ 内田 陽子 氏
横河レンタ・リース株式会社
コーポレートマーケティングセンタ
新事業グループリーダ
内田 陽子 氏

 今、多くの製造業が納期短縮を目的とした3Dプリンター活用の検討を進めている。3Dプリンターを使うと、3D CADソフトで定義したモデルから金型を経由せずに直接モノが作れるからだ。「ただ、現時点での3Dプリンター導入にはいくつかの課題があります」と、横河レンタ・リースの内田陽子氏は指摘する。

 まず、多額の投資になること。製造業の現場で使うような高級機では数千万円台にも上り、資産として取得・保有することに経営層の承認を得ることが難しい。

 また、毎日継続的に使う装置ではないため、稼働率を計算に入れると割高な買い物になることも考えられるし、十分に使い込んで元を取る前に新モデルが登場して陳腐化する可能性も高い。

 さらに、3Dプリンターを使いこなすには経験豊富な技術者の存在が欠かせない。名称こそ“プリンター”ではあるが、思った通りのモノを効率よく作るには3Dデータ作成の段階からそれなりの配慮をしておくことが求められるし、造形工程に投入する前の準備や後工程での作業をスムーズに進めるには装置の取り扱いに習熟している必要がある。

 このような課題をクリアできれば、3Dプリンターをものづくりの現場でもっと活用できるはず。そうした考えから横河レンタ・リースが2015年11月に始めたのが、「3D造形受託生産サービス」である。

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