日経テクノロジーonline SPECIAL

産業IoT実践のキーポイントや応用例を紹介

クラウド、AI(人工知能)、開発環境など、産業IoTを実践するうえでのキーポイントを、それぞれの分野のエキスパートが分かりやすく解説する「FACTORY Annex 産業IoT実践セミナー」が、2016年10月~11月に東京、大阪、福岡、名古屋の4都市で開催された。産業IoTの導入を視野に入れている技術者や経営者を中心に数多くの参加申し込みがあり、いずれの会場でも開催日前に申し込みを打ち切るほどの人気を博した。ここでは同セミナーの中でも特に聴講者の関心が高かったプログラムの内容を紹介する。

 ものづくりに革新的な進化をもたらす可能性を秘めた産業IoT(Industrial IoT)。この概念に基づく新しい仕組みを現場に導入する動きが日本の製造業の間で着実に広がっている。これとともに、現場の技術者だけでなく、最新のICT(情報通信技術)を活用した事業の強化を考える経営者の間でも、産業IoTに対する関心が急速に高まってきた。こうした状況を受けて企画されたのが、「FACTORY Annex 産業IoT実践セミナー」である。

 プログラムの大きな特徴は、持参したノートPCを使って聴講者自身が、産業IoTシステム構築の一端を体験する「ハンズオン」のセッションが盛り込まれていたこと。専門技術者でなくても産業IoTシステムに触れることができる、このプログラムでは、最先端のICTを活用するための“敷居”が、従来よりも格段に下がっていることを多く聴講者が実感できた。

 基調講演や「アスク・ザ・スピーカー(講師への個別の質問)」を含めて全部七つ用意されていたセッションのうち、ここで紹介するのは産業用IoTのキーポイントに言及した四つのセッションの内容である。すなわち、クラウド・プラットフォームをテーマにハンズオンを実施した東京エレクトロンデバイス、AIについて解説したテクノスデータサイエンス・エンジニアリング、産業IoTの効率的な開発環境を紹介したユニアデックス、産業IoTの実践的な応用例を披露した日立ソリューションズのセッションである。

日立ソリューションズ
産業IoTの有力なアプリケーションの一つが、機器や設備の状態を別の場所からモニタリングする遠隔監視である。「Factory Annex産業用IoT実践セミナー」で登壇した日立ソリューションズの江角忠士氏は「モノからコトへ、加速するIoTと製造業の保守メンテナンス業務改革 - 保守メンテナンス業務改善事例と・・・(続きを読む
テクノスデータサイエンス・エンジニアリング
現場データの活用によってものづくりの効率化を図りたいというニーズが高まる中、高度なデータ分析サービスを通じて製造業の改革を支援するのが、データアナリティクスに関するコンサルティングやデータ分析基盤の構築といったサービスを提供するテクノスデータサイエンス・エンジニアリングである。・・・(続きを読む
東京エレクトロンデバイス
「産業IoT」をものづくりの現場に採り入れる動きが活発化するにつれて、生産現場にかかわる技術者や産業IoTによる事業の強化を目論む経営層など、情報システム部門以外のところで製造業向けITシステムに対する関心が高まっている。こうした状況を受けて、東京エレクトロンデバイス(TED)は、・・・(続きを読む
ユニアデックス
センサーで集めたデータをクラウドに集めて活用する。IoT(Internet of Thing)の概念を基づくシステムの典型的な仕組みの一つだ。ところがそれを、どのように実現するかが、産業用IoTの導入に取り組む製造業系企業の間で課題の一つとして浮上している。こうした状況を受けて情報通信関連各種製・・・(続きを読む