日経テクノロジーonline SPECIAL

あらゆる産業の発展は半導体の進化と共に 未来を開くマジックが起きるSEMICON Japan 2017

2017年12月13日(水)~15日(金)、世界を代表するエレクトロニクス製造サプライチェーンの総合展示会「SEMICON Japan 2017」が、東京ビッグサイトで開催される。あらゆるモノをインターネットにつなぐIoT時代が本格化し、半導体はあらゆる産業が発展していくための鍵を握る存在になった。そして今、半導体には、新たな時代を開く、さらなるイノベーション創出が求められている。SEMICON Japan 2017は、様々な業種の知恵と技術が集まる場だ。ここに足を運ぶことで、思ってもみなかったような発想に触れ、多くの気づきが得られる。イノベーション創出に向けた、最初の一歩を踏み出してはどうか。

 半導体産業は、史上空前の大活況の真っ只中。SEMICON Japan 2017は、業界の明るい空気の中で、「マジックが起きる。」をテーマに開催される。

全ての産業の未来は半導体と共に

 多種多様なハイレベル技術が集積する日本で開催されるSEMICON Japan 2017は、大活況で得た力を次の発展につなげるための、ヒントときっかけが得られる場である。材料、装置、デバイス、機器、応用サービスなど、サプライチェーン全体をカバーする日本の高度な技術を結びつけ、そこに化学反応を起こしてイノベーションを創出する。そんな未来を開く種を生み出す起点となることが、SEMICON Japan 2017の役割だ。

 世界のIT産業を牽引する「GAFA(ガーファ)」と称される米Google社、米Apple社、米Amazon社、米Facebook社は、自社ビジネスの根幹を支える半導体チップを独自開発している。さらに、自動運転車と電気自動車への転換が進み百年に一度の大変革を迎えている自動車業界の企業も、AIチップやパワー半導体デバイスなどの開発に注力し始めた。もはや、あらゆる産業の未来が、半導体で起きるイノベーションを待っていると言っても過言ではない。

未来の兆しを実感できる場

 毎年、初日の冒頭に開催されて注目を集めるSuperTHEATERでのオープニングキーノート、今年は「ゲームチェンジ時代のビジョン」というテーマで、ソフトバンク 代表取締役 兼 CEOの宮内 謙氏とQualcomm Technologies社Senior Vice President of Product ManagementのRaj Tallui氏が登壇する。ソフトバンクは、2016年にスマートフォンやIoT関連機器のほとんどに搭載されるプロセッサーコアを提供する英ARM社を買収した。IoT時代の動きを俯瞰できる視座に立つ同社には、どのような未来が見えているのか、興味は尽きない。一方、Qualcomm社は、IoTシステムのエッジ側に高度なコンピューティング、通信、セキュリティーの機能を置くためのエコシステム創出を目指している。携帯電話やスマートフォンの市場創出に大きな役割を演じた同社が示す未来のシナリオは聞き逃せない。

 展示会場では、今回で4回目となる特別展「WORLD OF IOT」が開催される。ここには、IoTを実現するための技術やソリューション、さらには応用したシステムやサービスの進化を担うリーディングカンパニーが集う。IoT関連の技術とビジネスの将来を俯瞰して見ることができるだろう。業種を超えてアイデアを出し合い、共に課題解決に取り組むコラボレーションが始まる契機をつかむことができるかもしれない。

 こうした、半導体産業の今と未来のダイナミズムを、若い世代が肌で感じ、共に考える参加型人材育成プロブラム「MIRAI GAKKO」は、規模を拡大して開催される。グループ討議ハッカソンやセミナー、交流会などを通じて、若い世代が異分野の仲間と切磋琢磨し、共感・刺激し合う貴重な機会になるだろう。

 その他にも、SEMICON Japan 2017には、未来の兆しを体感できる展示や講演・セミナー、イベントが目白押しだ。会場に足を運び、日本の半導体産業の熱気・価値・役割・底力を感じ、新たなイノベーション創出に向けた一歩を踏み出して欲しい。

図1 SMICON japan 2016の会場風景
[画像のクリックで拡大表示]