日経テクノロジーonline SPECIAL

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

“見えないモノ”の可視化に向けたセンサー技術を紹介

産総研が手掛ける、ノロウイルスや肺がん、体の動き、インフラ状況などの効果的な検知方法

産業技術総合研究所(産総研)は、従来の手法では見えない、あるいは見るのに手間を要するモノをセンシングし、データ化する技術の研究開発に力を入れている。こうしたデータを取得できれば、データ解析技術と組み合わせることで、これまでにない新たな産業を生み出せる可能性が高い。産総研で研究開発中の先端センシング技術の開発例を紹介する。

 センサーで捉えたデータを収集し、蓄積したデータを解析、そして現実世界のサービス向上や工場の生産性改善などに生かす、いわゆるIoT(Internet of Things)やCPS(Cyber Physical System)に関わる事例は増加の一途をたどっている。こうしたデータ活用において、昨今はデータを人工知能(AI)などで解析する取り組みに注目が集まることが多い。だが、IoTやCPSによる産業革命の恩恵を十分に享受することを考えると、データを収集するセンシングの重要度も高い。実は、いまだ検知できないモノ、つまりデータ化し切れていないモノがある。あるいは検知できるものの、検知手法が複雑だったり、検知精度が低かったりするモノも少なくない。こうしたデータを取得、またはデータを高精度化できれば、これまでにない新たな産業を生み出せる可能性が高い。

 従来の手法では見えない、あるいは見るのに手間を要するモノをセンシングする技術の研究開発に力を入れているのが、産業技術総合研究所(産総研)である。本資料では、産総研が研究開発し、実用化に近い特徴的なセンサー技術のうち、「バイオセンサー」「ガスセンサー」「フィルム状近接センサー」「圧電MEMSセンサー」「加速度センサーの開発支援」の5つ関連する開発例を紹介する。

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  • 産総研で研究開発中の先端センシング事例

    目次
    ●極めて低濃度のウイルスを簡便に検出できるバイオセンサーを開発
    ●多項目同時測定および持ち運びが可能な血液検査用センサ
    ●複雑な光学系をシンプルにする電場解析技術
    ●呼気で肺がんのスクリーニング
    ●口臭、疾患と関係のあるガス種を検知
    ●人の動きや呼吸を見守る静電容量型フィルム状近接センサー
    ●モノの陰からさりげなく見守る人感センサ
    ●集積マイクロシステム研究センターのIoTデバイス研究開発/産総研における圧電MEMS研究開発
    ●ポンプや配管の維持管理を自動化
    ●超低電力無線センサを実現する圧電MEMSデバイス技術
    ●状態監視・安全性評価に必要な振動計測

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