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日本アイ・ビー・エム株式会社
Windows Server 2012 R2とフラッシュの
“いい関係”を発揮するNASサーバーを市場投入

Windows Server 2012 R2では、新たに階層化やライトバック・キャッシュといったストレージ機能の強化が図られている。安価なIAサーバーでもフラッシュストレージを本格活用できる環境が整ったことを受け、日本IBMが乗り出したのが、分散されたファイルサーバーの統合だ。

高性能なファイルサーバーを安価なIAサーバーで構築

Windows Server 2012からSOFS(Scale-Out File Server)がサポートされ、分散した複数のファイルサーバーを論理的に統合し、1つのファイルサーバーとして利用できるようになった。さらに、Windows Server 2012 R2からは「記憶域プール」の機能が拡張され、高速なフラッシュストレージ領域と低速なハードディスクドライブ(HDD)の間で自動的にデータを再配置する「階層化(自動ティアリング)」ならびに「ライトバック・キャッシュ」機能が追加。そのほか、SOFSにおける動的負荷分散やSMB 3.0によるパフォーマンス向上など、大幅な強化が図られている。

従来は専用ストレージにしか搭載されていなかった機能が、Windows Serverの標準機能として実装されたことで、安価なIAサーバーでも分散ストレージシステムやフラッシュストレージを本格活用できる環境が整ってきた。フラッシュとHDDを同じ記憶域(ストレージ)プール内でハイブリッドに組み合わせることで、スケーラブルで高性能、高信頼性を確保したファイルサーバーの構築が可能となったのである。

このメリットに着目し、いち早くソリューション化に乗り出したのが、外部接続型のフラッシュドライブ、フュージョンアイオーの「ioDrive2」(OEM提供)、SSDなど、豊富なフラッシュソリューションを手がけている日本IBMである。

SSDを活用したなIBM System x NAS Flash構成

日本IBMが「フラッシュストレージ × Windows Server 2012 R2」の相乗効果を狙う、最初の製品として予定しているのが、「IBM System x NAS Flash構成」だ。

Windows Server 2012 R2を搭載したIBM System xサーバー(x3650 M4やx3650 M4 HDなど4モデル)をベースに、フラッシュストレージとHDDをハイブリッド構成とした記憶域プールを備えるNASサーバーとして「IBM System x NAS Flash構成」を提供予定。標準的なミッドレンジラック型モデルの構成でもSSD 3.2TB、HDD 16.8TBの合計20TBを内蔵可能で、HDDは外部筐体にも追加可能だ。

安価なIAサーバーとSSD/HDDの組み合わせで、ファイルサーバー+iSCSIストレージとして利用できることが最大のメリット。ファイルサーバーの台数が増えすぎて、管理が煩雑化している企業などでは、サーバー統合に最適なソリューションとなる。SOFSと階層化機能を兼ね備えた記憶域プールにより、サーバー統合によって増大するI/O負荷にも十分に耐えることができる。なお、IBM System x NAS FlashはioDrive2を搭載する構成でも実現可能で、その場合はより高速なI/O性能が得られる。

また、フラッシュソリューションに関して日本IBMでは、SQL Server 2012の処理性能をハードウエア側で高速化するSSDアプライアンスとして、「SQL Server 2012 高速データベース折紙付構成(SQL Server SSD Appliance)」を提供済み。こうした時代の流れを先取りする製品として、IBM System x NAS Flashはエポックメイクなソリューションとなりそうだ。

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