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現場力を高める Dell Venue Proシリーズ Windows8.1タブレット

スマートフォンのように直感的に操作できるWindows版タブレットパソコンは、建設のプロにとって情報共有に欠かせない機器になりつつある。デルが2013年末に発売した「Dell Venue 11 Pro」や「Dell Venue 8 Pro」は、建物や土木構造物の最新の設計データを工事現場の最前線に持ち込み、情報共有を図るのに最適だ。マイクロソフトの鈴木敦史氏と、デルの若林愛に、タブレットパソコンで建設業の生産性工場を実現する戦略について聞いた。(聞き手は建設ITジャーナリスト、家入龍太氏)

スマートフォンのように直感的に操作できるWindows 8.1搭載タブレットは、建設のプロにとって情報共有に欠かせない機器になりつつある。デルが2013年末に発売した「Dell Venue 11 Pro」や「Dell Venue 8 Pro」は、建物や土木構造物の最新の設計データを工事現場の最前線に持ち込み、情報共有を図るのに最適だ。日本マイクロソフトの鈴木敦史氏と、デルの若林愛氏に、タブレットで建設業の生産性向上を実現する戦略について聞いた。(聞き手は建設ITジャーナリスト、家入龍太氏)

日本マイクロソフト株式会社
ビジネスプラットフォーム統括本部
マイクロソフトテクノロジーセンター
エバンジェリスト
鈴木 敦史

――建設業の生産性向上を図るとき、どのようなことがポイントになりますか。

鈴木 建設業の仕事の大きな特徴はまず、工事現場と設計者が地理的に離れていることが挙げられます。そして一つの建物や土木構造物を設計・施工するのに数多くの企業が仕事を同時並行で分業する、というのも考慮する必要があるでしょう。

――すると、工事現場の最新の状況が設計者に伝わらなかったり、逆に最新の設計図がプロジェクト関係者で共有されなかったりすることがありますね。図面のバージョンが統一されていなかったために、工場で製作した配管やダクトが躯体に取り付けられず、作業に手戻りが生じるのも無理はありませんね。

鈴木 はい、紙図面を使っていた時代には、設計情報を共有するために図面を物理的に配達し、プロジェクト関係者が手に取って確認するまでの時間がかかったため、このような作業の手戻りは防ぎきれませんでした。しかし、今や建設業でも図面はCADが当たり前になり、インターネットなどの通信網で瞬時に共有できるようになりました。現場の最前線でも通信回線さえあれば最新の設計情報を見られます。そして現場の施工情報を設計部門にフィードバックすることもできるのです。

 そこで工事現場の最前線で注目されているのが、Windows 8.1搭載タブレットです。使い慣れたWindows版のCADソフトやビジネスソフトが使えるのも利点ですね。

Windows 8.1搭載の10.8インチ型タブレット「Dell Venue 11 Pro」
現場と設計を連携させ、手戻りを少なくできるWindows 8.1タブレット。Venue 11 Proではプロセッサーをインテル® Atom™ プロセッサーから第4世代インテル® Core™ i5 プロセッサーまで選べる

建設のプロがタブレットに注目し始めた

デル株式会社
エンドユーザコンピューティング統括本部
ビジネスディベロップメントマネージャ
若林 愛

――タブレットというと、どうしても趣味的なマシンというイメージがありますが、業務用のマシンとしてのニーズはどうなのでしょうか。

若林 はい、タブレットというと以前は確かにコンシューマー用の機器というイメージが強かったのですが、Windows 8.1が登場してからプロが使う道具という側面も強くなってきました。Venue Pro シリーズは、プロ向けのブランドとして開発しました。

 例えば当社が昨年12月末に発売したVenue 11 Proは10.8インチのマルチタッチ液晶を備え、CPUはインテル® Atom™ プロセッサーや第4世代インテル® Core™ i5 プロセッサー、メモリーは最大8GBというモバイル型ワークステーションにも匹敵するパワーを持っています。タブレットならではのカメラやマイク、スピーカー、そしてGPSやWi-Fi/3G回線といった様々な機器を備え、重量は800グラム前後と、小型・軽量なので工事現場で持ち歩いても苦になりません。

 タブレットとして使った場合は、内蔵バッテリーで8~10時間動きますのでほぼ1日、電源なしでも仕事ができます。また、別売りのバッテリー内蔵キーボードを使うと最大18時間近く動きます。

――すると、工事現場の最前線にタブレットを持っていって、クラウドから最新のCAD図面をダウンロードして見たり、逆に現場で必要となった設計変更をCADソフトで直して、写真付きでクラウドにアップロードしたりということができるわけですね。工事中の変更も設計者などプロジェクト関係者にフィードバックされると、常に設計情報と現場の状況が一致することになります。

若林 Venue 11 ProやVenue 8 Proは様々な業種の現場最前線で使われることが多いです。最近は現実の風景に3Dモデルを重ねて見るAR(拡張現実)用のマシンとして使われることも増えてきました。そのためか「カメラの機能を生かした使い方をしたいので、カメラの性能をチェックさせてほしい」といった問い合わせもあります。

 こうした使い方が増えている点からも、タブレットは仕事の道具として認知されてきたのだと思います。そこで、デルではプロ向きにアフターサービスも充実させ、Venue 11 Proシリーズのマシンには「最長3年間の翌営業日対応オンサイト保守サービス」「24時間365日電話サポートを提供するプロサポート」など法人様向けサポートを提供しております。

インテル® Atom™ プロセッサー搭載「Dell Venue 8 Pro」

BIMソフトもタブレットでサクサク

モバイルキーボード(オプション)を装着すれば、ノートPCと遜色ない使い方ができる。バッテリー持続時間も長いので、現場で重宝できるだろう

――最近は建設業でも設計の3D化が進んできました。例えば建築物を3Dモデルで設計するBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)や、その土木版とも言えるCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)です。これらの3Dベースの設計手法は、部材の干渉などの問題を設計段階で事前に解決しやすいのが特徴です。

鈴木 BIMやCIMのモデルで部材の納まりや仕上げのイメージを様々な工事関係者間で共有することで手戻りも起こりにくくなりますね。試しにVenue 11 Pro(第4世代インテル® Core™ i5 プロセッサー版)にオートデスクのBIMソフト「Revit」をインストールしてみましたが、画面を拡大・縮小、スクロールしてもサクサク動きましたよ。

 製造業でも似たような問題がありました。例えばクルマのディーラーがお客様からオプションを頼まれたとき、オプションの組み合わせによっては空間的な干渉や取り付け手順などの問題で、工場では取り付けられない、といった問題が発生することがあります。その結果、注文の手直しをお客さんにお願いするといった手戻りが発生し、納車が遅れることにもなります。

 そこでオプションが取り付けられるかどうかをディーラーが3Dモデルで確認することにより、注文を確定する前に手戻りをなくしたという例がありました。3Dだと2Dの図面上では見落としていた問題点に気づくという効果があり、生産性向上につながりますね。

Windows 8.1でタブレットが進化

――Windows 8.1は従来のデスクトップと同じようにも使えますし、タブレットやスマートフォン的なアイコンから操作することもできます。タブレット用には、どんな便利な使い方ができますか。

鈴木 一見、普通のタブレットと同じような画面ですが、Windowsという名の通り、複数のアプリを同時に立ち上げて使えるのが特徴です。例えば3Dモデルをビューワーで見ながら、Office 365のLync Onlineで会議をしたりすることもできます。

 Windows 8.1搭載タブレットの場合、指でのタッチ操作だけではなく、マウスとキーボードや、専用の入力ペンを使うことができます。マウスを使わないときはカーソルが入力のじゃまになることがありますが、Windows 8.1の機能で入力方法を判別しカーソルの表示/非表示を自動的に行えます。

 普通のタッチパネルだとペン入力のときは、習字のように手を画面から浮かすようにする必要があります。その点、Venue 11 ProやVenue 8 Proにはペン入力用のデジタイザーが付いているので、細かいCAD図面に修正を入れるときも、手のひらをしっかりと液晶画面に押しつけながら入力できるので楽です。

 また、最近のタブレットは省エネ性能が優れたものが増えています。消費電力が少ないマシンの場合は、メールや電話などによるプッシュ通知を起動させたままスリープさせる「InstantGo」という機能も付いています。

Venue 11 Proでのペン入力
ペンで入力しているときは、タッチパネルが手を認識しない。意図しないタッチで画面が遷移する心配はない

――なるほど、Windows 8.1は現場など屋外でタブレットを使うときに、ユーザーが効率的に作業できるように、いろいろな面倒を見てくれるというわけですね。

鈴木 建築設計者や施工管理者は、タブレットだけでなくノートパソコンやスマートフォン、デスクトップ型のパソコンやワークステーションなど、用途と場所によって使い分けている人も多いと思います。

 Windows 8.1は「OneDrive」というクラウドサービスを標準搭載しています。「Microsoft アカウント」で登録しておくと、その人が使うWindows 8.1のタブレットやノートパソコン、デスクトップ型パソコンなどでデータやソフトウエアの設定、漢字変換の履歴、ブラウザーのお気に入りなどを自動的に複製することができます。

 仮に故障などでハードが変わったとしても、同じMicrosoft アカウントでサインインすれば以前のマシンと同じ環境で使えるのです。

――Windows 8.1にはハードの乗り換えをワンタッチで行える機能もあったのですね。今日は大変、勉強になりました。ありがとうございます。

●Inspiron、XPS、Vostro、Dell Precision、OptiPlex、Latitude、Alienware、Alienware ロゴ、Alienware Arena、PowerEdge、PowerConnect、PowerVault、ProSupport、EqualLogic、Compellent、KACE、SonicWALL、Dell ロゴは、米国Dell Inc. の商標または登録商標です。

●Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside、Celeron、Celeron Inside、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、Xeon、Xeon Phi、Xeon Inside、Ultrabook は、アメリカ合衆国および/ またはその他の国における Intel Corporation の商標です。

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