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Cloud Days 2015|Cloud Days システム開発からクラウド移行までワンストップソリューションを提供

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FPTジャパン/ガリバーインターナショナル

システム開発からクラウド移行まで
ワンストップソリューションを提供

ベトナムを代表するIT企業のFPTソフトウェアは約7000名のSE/ブリッジSEを擁し、システム開発やクラウドサービスなど広範なソリューションを提供。同社のサービスを活用してクラウドに移行する日本企業は少なくない。その一つ、ガリバーインターナショナルではオフショア開発と共にAWS (Amazon Web Services)への移行を進めている。

幅広いポートフォリオで
「クラウド+n」のサービス提供

FPTジャパン株式会社
クラウドコンサルティング本部
本部長
前野 好太郎 氏

FPTソフトウェア(以下、FPT)は、日本やアジア、米国、欧州に拠点を持ち、ITソリューションサービスをグローバルに提供している。現地法人として2005年にFPTジャパンを設立。契約先での常駐システム開発のほか、ベトナムでのオフショア開発ではFPTジャパンが窓口となり、システム開発やクラウド移行を支援する。日本市場に向けてSE/ブリッジSEの育成にも注力。現在、約7000名の技術者のうち、2500名が日本語の会話や読みができるN2資格、500名が日本語での要件定義などができるN1資格を取得。2020年までには、日本市場向けブリッジSEを1万人に増やす予定だ。

豊富な技術者を基盤に、FPTは幅広いサービスポートフォリオを用意。アプリケーション開発をはじめ、既存システムのマイグレーション、クラウドプロフェッショナルサービスまで、企業ニーズに応えるサービスをシームレスに提供している。

FPTクラウドプロフェッショナルサービスでは、コンサルティングから、導入、導入後のサポートまでトータルに用意する。「開発したシステムのテストを行い、そのままクラウドに移行して本稼働することもできます。つまり、クラウドに他の価値を組み合わせた『クラウド+n』を一貫して提供できることが当社の特長です」(FPTジャパンの前野好太郎氏)。

ツール&メソドロジーも特長だ。クラウドプロフェッショナルサービスでは多数の類似する案件を扱う。そこで蓄積したノウハウをツール化することで、工数を削減し、スピーディな開発を可能にした。FPT内製のクラウド移行支援ツール「Citus® Cloud Suite」は、コンサルティングから運用まで、クラウド移行の評価・実装をアシストする。多くの企業で利用され、生産性70%アップ、工数60%削減の実績もある。Cloud Day 2015の展示会場では、Citus Cloud Evaluation、Citus SaaS Blocks、 Citus PaaS、 Citus Migration Suite、 Citus Cloud Automation Test (ATS) and Citus Cloud Load Test.も紹介した。これらのツールに加えて、主要なクラウドサービスに熟知した多数の技術者を持つ。IT技術者を育成するFPT大学では1万人が学び、既存の技術とクラウド技術を融合したハイブリッドな技術者が増えているという。

数多くの企業が活用する
FPTのクラウドサービス

FPTは主要なクラウドサービスをプラットフォームに採用。AWSやMicrosoft Azure、Google App Engine、Salesforceなどに加え、オープンソースのOpenStackやCloudStackにも対応する。

また、前野氏はクラウド移行のアプローチについて、次のような解説を行った。データの移行には、(1)データセンター移行、(2)アプリケーション移行(リホスティング、アプリーケーション・トランスフォーメーション、SAPのような主要アプリケーションの移行など)、(3)ウェブサイト・モバイルサーバなどの、分析・テスト・開発環境としてのクラウド活用、(4)プライベート・クラウド基盤の構築、のパターンがある。FPTでは、これらのクラウド移行について、いずれのパターンにも対応している。また、クラウド移行の手順やツールも用意。例えばテスト用アプリレーション移行では、開発用テストツールとクラウドに直結する閉域網を用いてテスト実施、テスト用のインスタンスを使って簡単にプロビジョニングでき工数を削減できる。

FPTのクラウドサービスを活用する企業は多い。社内利用では、開発ポータル環境へのクラウド活用、クラウド移行のコンサルティングから導入まで支援したスマートテレビ、グループウェアのNotesからSharePoint Onlineに移行したカルソニックカンセイ、業務システムのクラウド移行を進めるガリバーインターナショナル、経理部門アプリケーションをSAP on AWSに展開する鉄鋼会社などのほか、社外利用では、ヘルスモニタリングシステムのクラウドアプリケーション開発を支援したイーシーエス、Microsoft Azure上でwebフォントサービスを開発したフォント会社、クラウドTVサービスを開発した電気製品メーカ、AWSの上でマイレージ・データから保険料を計算するテレメトリック・アプリケーションを開発した保険会社の活用事例を紹介した。

FPTのオフショア開発と
AWSへの全面移行を推進

株式会社ガリバーインターナショナル
ITチーム
月島 学 氏

FPTのオフショア開発でクラウド(AWS)化に挑むガリバーインターナショナルの月島学氏が登壇し、取り組みを紹介した。同社は2018年を目標に国内800店舗、海外800店舗の体制を目指す。こうした事業拡大を支えるIT基盤の強化に向け、2013年からオフショア開発に着手するとともに、オンプレミス環境からAWSへの移行を推進している。「サーバーの老朽化や繁忙期のキャパシティ、運用負荷の増大などを背景に、業務システムで利用する200台のサーバーをAWSに全面移行する作業を進めています」(月島氏)。

そして、2014年からオフショア開発を開始。ガリバーでオフショア開発担当の加藤大清氏は「FPTは100名に及ぶSE体制を短期間で整え、HTML5やAWSといった日本で技術者を集めにくいプロジェクトでもすぐに集まる体制を構築し、ガリバーのスピード経営に貢献しています」と評価する。また、ガリバーでは3段階でAWSへの移行を進めているという。既存システムの構成を変えずに老朽化したサーバーをクラウド化する単純移行、負荷分散などAWSのサービスを活用して移行する部分最適化、業務要件に応じてシステムを新規開発・改修する最適化の三つについて語った。

FPTのサービス利用の効果として、短納期・低コストといったオフショア開発の利点に加え、短期間でのSE体制の強化や、日本の企業文化に合わせた親和性の高い開発体制を挙げる。さらに「既存の日本のSIerとの協業体制についても柔軟に対応する」と加藤氏はベトナムでのシステム開発のメリットを説明する。

このように日本のユーザー企業との親和性の高さがFPTの強みだ。FPTは今後とも、豊富な活用実績に基づき、システム開発とクラウドサービスの利点を日本企業に提案していく。

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