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Cloud Days モバイルとクラウドによる変革をIBM“as-a-Service”で支援する

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日本IBM

モバイルとクラウドによる変革を
IBM“as-a-Service”で支援する

IBMのクラウドサービスは、激変するビジネス環境に立ち向かおうとする企業が「営業前線での意思決定」「洞察による新しいプロセス」「デジタルの力」を活用してこれまでのやり方を再構築し、ビジネスの“勝利の方程式”をスピード感とともに入れ替えることを目標としている。ビジネスリーダー・デベロッパー・ITリーダーの3者が力を合わせてイノベーションを実現すれば、企業は競争優位性を獲得できる。

ビジネス環境の変化に即対応する
イノベーションで競争優位に立て

日本アイ・ビー・エム株式会社
クラウド事業統括
執行役員
小池 裕幸 氏

ビジネス環境が目まぐるしく変化する今、企業はハイブリッドクラウド型の業務システムにシフトしてイノベーションを実現しなければならない──。

40分のセッションを通じて日本IBMの小池裕幸氏が伝えようとしたメッセージは、このようにまとめられるだろう。

小池氏は、まず、現在のビジネス環境では「データ量」「クラウドへの投資」「モバイルファーストでの業務アプリ開発」「インターネット接続デバイス」の4要素が急激に増加していると指摘。“顧客のデジタル化”に伴って、企業の情報システムには「高可用性」「短いレスポンスタイム」「高信頼性」「バックオフィスとの連携」「高い拡張性」「リアルタイム分析」などが求められているとの見方を示した。

「このような環境変化にうまく対応するには、ビジネスの発想とやり方を変えることによってイノベーションを起こす必要があります」と、小池氏は続ける。そのためには、多種・多様なデータをリアルタイムで分析し、その結果をいつでもどこでも入手できるようにすることが重要だ。

さらに、複数の企業が協力して共存共栄を目指すエコシステムが盛んになった今、その結び付きをデジタルの力で強化するという変革の方法もある。アジャイル開発の手法でサービスを統合化・自動化すれば、顧客管理システムに位置情報を付加するようなイノベーションも容易に実現できることだろう。

「このようなイノベーションを起こすには、非連続の変化に対応していかなければなりません」と、小池氏。デジタル化した“個客”のニーズが多様化する一方で、サービスや運用を開発したり運用したりするのに許される時間は短くなっているため、従来の延長線上にあるような連続的な変化ではとても対応できないというのである。

そうした非連続な変化を伴うイノベーションの例として、小池氏は日本航空株式会社事例「アナリティクスを活用した個客理解」をビデオで紹介。「今日の企業に与えられた課題は、ベストプラクティス、つまり“勝利の方程式”を非連続の変化に対応したものに入れ替えること。これをスピーディに実行しないと、競合他社に遅れてしまいます」と強調した。

事業部門・開発者・情シス部門が
モバイルとクラウドで変革を推進

では、非連続の変化を伴うイノベーションを起こすには何が必要となるのか。

小池氏は、「ITのテクノロジーとしてはモバイルとクラウド、人としては『ビジネスリーダー』『デベロッパー』『ITリーダー』の3者による協業が必要になります」と説明する。

事業部門のビジネスリーダーの役割は、モバイルやクラウドを活用してビジネスの現場で実際に変革を起こすこと。例えば、顧客対応力の強化や事業プロセスの立ち上げといったイノベーションだ。この人たちはイノベーションを短期間に実現することを望んでおり、典型的なクラウドサービスであるSaaSを利用する際も「期間短縮による競争優位性獲得」を評価してのことが多いと小池氏は語る。

また、モバイルやクラウドで動作する業務アプリを開発するデベロッパーに対して、クラウドは「従来型の開発方式では使えなかった機能」や「業務アプリ開発に必要なデータ」をサービスとして提供する。また、クラウドを利用すればIT基盤やアプリケーション稼働環境を数分で構築することが可能。それだけ、業務アプリを早期に実戦投入できるわけだ。

さらに、クラウドがあれば、情報システム部門のITリーダーはIT予算を理想的なかたちで執行できるようになる。社内システムとクラウドをハイブリッドに併用するアプローチなら、既存システムの保守・運用に充てる予算を削らなくても、新規のシステム開発を増やすのは容易であるとした。

ビジネス環境の変化に即応できる
IBMの企業向けクラウドサービス

このような背景説明をした上で、小池氏は、ビジネス環境変化への即対応を可能にするIBMのクラウドサービスについて紹介していった。

特長の一つは、企業が求めるあらゆる使い方に対応していること。具体的には、サービスの提供場所ではパブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドの3種類、サービスの内容ではBPaaS(ビジネスプロセス)・SaaS(業務アプリ)・PaaS(プラットフォーム)・IaaS(IT基盤)の4種類が提供されている。

また、非常に短いサイクルで新機能が追加されていくオープンシステムを多用しているIBMのクラウドなら、業界最先端のテクノロジーをいつでも利用可能だ。例えば、IaaSでは、クラウド構築ソフトウエアのデファクト標準であるOpenStack。PaaSには、Cloud Foundry(PaaS制御)をベースとしたIBM BluemixでDocker(ソフトウエアコンテナ)、Node.js(スクリプト実行)などが使用できる。

さらに、企業ユーザーが重視するセキュリティについての配慮も払われている。「一般的なクラウドではITリソースの共有が避けられませんが、IBMのクラウドではお客様のニーズに応じて“自社専有”のものを使っていただくことができます」と、小池氏。サーバーやストレージだけでなく、ファイアウォールやIDS/IPSなどのネットワーク装置についても自社専有のものを選択できるという。

IBMクラウドのその他の魅力として挙げられるのは、IBMのデータセンターからITILベースのマネージドサービスを提供する共用プライベートクラウド、SoftLayer基盤上にマネージドサービス付きのオープンな共用プライベートクラウド(IBM Cloud OpenStack Services)、世界各地のIBMデータセンター間を結ぶ高速ネットワーク(無料)、数十種類の業界業務テンプレート(無料)など。小池氏は、「様々なクラウドサービスをIBM“as-a-Service”として提供することにより、IBMはこれからも企業の成長を後押ししていく所存です」と抱負を述べた。

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