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Cloud Days 2015|BigData メインフレームの基幹系データをHadoopで処理して価値を高める!

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日本IBM

メインフレームの基幹系データを
Hadoopで処理して価値を高める!

Webマーケティングなどの領域で使われてきたHadoopは、基幹系データの保管・加工・分析でも威力を発揮する──。このコンセプトのもと、IBMはメインフレームとHadoop環境との連携にも力を入れている。データを変換・転送するETL方式は開発生産性の高さが魅力。基幹系アプリケーションから直接アクセスする方式ならガバナンスも維持できる。

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMシステムズ・ハードウェア事業本部
ビッグデータ・
テクノロジー・センター
シニアITスペシャリスト
藤岡 英典 氏

「これまでWebサービスなどのSystems of Engagement(SoE)の領域で使われていたHadoopが、基幹系データに近いエリアでも使われるようになってきました」

日本IBMの藤岡英典氏はこう述べて、Hadoopと基幹系システムを組み合わせることによって企業は新たな価値を得られると強調した。

その典型的な例として藤岡氏が挙げたのが、「クリックストリーム(Webサイトへのアクセス状況)から得られた消費者の購買行動」と「基幹系システムのPOSデータの分析結果」を関係づける使い方。新商品への開発投資が市場の反応や売上増にどれだけ貢献するかを正確につかむことにより、投資をより効果的なものにできるという。

そのためには、基幹系データをHadoop側に適切に取り込む仕掛けを整備しておくことが求められる。リスク、セキュリティ、ガバナンス、コストなどの観点から、基幹系データの70~80%はメインフレームに保管されているのが現状だ。「基幹系データをHadoopで根こそぎ活用するには、基幹系と低コストで容易に接続でき、Hadoopの出力を基幹系に安全に取り込める堅牢な情報システムが欠かせません」と藤岡氏は指摘した。

ETL転送なら開発生産性が3~5倍
AP連携でガバナンスも維持できる

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業本部
z Systems ソフトウェア・
テクニカル セールス
シニアITスペシャリスト
天野 恭子 氏

日本IBMでは、基幹系システムとHadoopの連携に利用できるソリューションを多数提供している。

例えば、メインフレーム側でHadoopを動作させるソリューションやHadoopアプライアンス「IBM Data Engine for Analytics(IDEA)」を利用すると、Hadoopベースシステムを設計・構築・運用する際の課題を簡単に解決することが可能。InfoSphere BigInsightsを使えば、HadoopアプリケーションはGUIアイコンをドラッグ&ドロップするだけで作成できる。

また、メインフレーム側の基幹系データをHadoop側に持ち込む方法としては、ETLとアプリケーション連携の2種類が用意されている。

「IBM InfoSphere z Systems Connector for HadoopやIBM InfoSphere Information Server for Data Integration(DataStage)などETLツールを活用すればメインフレームからの転送も容易です」と、日本IBMの天野恭子氏。DB2の提供する関数を利用してアプリケーションから直接Hadoopと連携することも可能で、基幹系データとHadoopを寄り添わせる道具立ては揃っている、新しい洞察を導く連携システム構築に臆する必要はないと天野氏は強調した。

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