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日本エンバイロケミカルズ 2014年度タイアップシリーズ(6)土合舎利保育園

幼児施設の設計を専門に手掛ける組織を持ち、330を超える実績を重ねてきた日比野設計。昨年7月、茨城県神栖市に屋外木部(軒天)を油性の「キシラデコール」で、屋内木部を新製品である水性の「キシラデコールインテリアファイン」で仕上げた土合舎利保育園園舎を完成させた。

南側の中庭に面する、明るく楽しげなトイレ。卵型の間仕切りは個室。その高さを子どもの目線で気にならない程度に設定し、明るさとプライバシーの両立を図った
南側の中庭に面する、明るく楽しげなトイレ。卵型の間仕切りは個室。その高さを子どもの目線で気にならない程度に設定し、明るさとプライバシーの両立を図った

建築写真/井上 隆司(スタジオバウハウス)

キーワードは「風」である。敷地に近い太平洋の沿岸には風力発電所が立地するほど風の強い地域。その地で、園舎をかざぐるまに、保育園に通う幼児を風の子に見立てた。「自然を愛する子どもに」との願いを込める。

日比野設計で幼児施設の設計を担当する幼児の城プロジェクトチームでは、付加価値の高い空間づくりに重点を置く。中庭に面する開放的なランチルームや明るく楽しげなトイレは、その象徴といえる。

建築主で保育園を運営する社会福祉法人から「温もりのある木を使いたい」と唯一の要望が出されたことから、カラマツの集成材や構造用・化粧用合板などを構造材や内装材として用いた。保育室やランチルームなど子どもの空間は、集成材の梁を現しで用いて木質感を強調した。

3~5歳児が昼食・おやつ時に用いるランチルーム。食べる、遊ぶ、寝る、それぞれの活動場所を分ける狙いから、食の専用スペースとして設けた。写真右は下足コーナー。黒板と同じ仕上げの壁の向こうに靴箱を置く。梁に用いるカラマツの集成材や天井の化粧用合板などは、「キシラデコールインテリアファイン」の「ピニー」色で仕上げた 建築写真/井上 隆司 (スタジオバウハウス)
3~5歳児が昼食・おやつ時に用いるランチルーム。食べる、遊ぶ、寝る、それぞれの活動場所を分ける狙いから、食の専用スペースとして設けた。写真右は下足コーナー。黒板と同じ仕上げの壁の向こうに靴箱を置く。梁に用いるカラマツの集成材や天井の化粧用合板などは、「キシラデコールインテリアファイン」の「ピニー」色で仕上げた

建築写真/井上 隆司(スタジオバウハウス)

作業性、着色性、耐光性に優れる
内装用のキシラデコールインテリアファインを採用

梁や天井に用いた化粧用合板は、水性屋内木部用ステインの「キシラデコールインテリアファイン」で仕上げた。屋外木部に木材保護塗料として用いるキシラデコールのシリーズ品の一つ。キシラデコールと同系の色をそろえ、建物の内外に連続性を持たせることができる。水性塗料ながら、作業性、着色性、耐光性に優れるのが特長だ。

豊富な安全性データを取得し、さらに厚生労働省が定める室内濃度指針、学校保健安全法に基づく学校環境衛生基準、食品衛生法に基づくおもちゃ又はその原材料の規格、欧州連合(EU)が定める欧州玩具安全規格など、安全性を示す基準・規格を満たす。また、ホルムアルデヒド放散等級は使用面積制限を受けない「F☆☆☆☆」だ。

安全性を評価し色の統一感に期待
木質感損ねない仕上がりに満足

右は日比野設計 執行役員 幼児施設担当副責任者を務める門間直樹氏。左は幼児施設の設計を担当する幼児の城プロジェクトチームスタッフの小西正人氏。施設での1日を自ら体験したり、打ち合わせには保育士や栄養士も参加してもらったりするなど、施設の運営に見合った設計を心掛ける。建築設計・監理に留まらず、ロゴデザインの制作など、施設のブランディングまで手掛ける
右は日比野設計 執行役員 幼児施設担当副責任者を務める門間直樹氏。左は幼児施設の設計を担当する幼児の城プロジェクトチームスタッフの小西正人氏。施設での1日を自ら体験したり、打ち合わせには保育士や栄養士も参加してもらったりするなど、施設の運営に見合った設計を心掛ける。建築設計・監理に留まらず、ロゴデザインの制作など、施設のブランディングまで手掛ける
株式会社日比野設計+幼児の城/1972年7月設立
神奈川県厚木市飯山2343/e-ensha.com

屋外木部に信頼を置くキシラデコールを採用したことから、屋内外の塗料を同一メーカーの製品でそろえようと屋内木部に「キシラデコールインテリアファイン」を採用した。執行役員で幼児施設担当副責任者を務める門間直樹氏は「子どもの施設に用いる塗料として何より安全性を重視していましたが、その点で安心感が高いと思います」と、採用の理由を語る。

同一メーカーの製品でそろえようと考えたのは、メンテナンスと色の表現を意識したからだ。「将来、施設運営者が塗り替えなどを実施するとき、建物内外の塗料が同一メーカーのほうが塗装会社に使用する塗料を指示しやすい。また屋外の軒天から屋内の天井に至るまで、同じような色調に見えることを心掛けました」(門間氏)。梁に用いたカラマツの集成材は赤みが強く存在感がある。塗料によって色調をそろえ、統一感を生み出そうとした。

実際の仕上がりを、門間氏はこう評価する。「ツヤのないしんなりとした仕上がり感がいい。ピカピカし過ぎると化学製品のようで、木質感が損なわれてしまいます。水性塗料でムラが出やすいはずなのに、天井のような広い面でも目立たない点は評価できます」。

キシラデコールと言えば屋外用との認識が強かったという門間氏。外装用の油性キシラデコールはもちろんのこと、内装用の「インテリアファイン」への満足度も非常に高い。「全体を温かみのある空間に仕上げられました。今後も内装用に利用していきたいですね」。

統一感が生まれ、臭いも気にならない 社会福祉法人 仁善会 理事長 土合舎利保育園 園長 中山 照仁 氏

 木の温もりが感じられ、目が届きやすいという理由から木造の平屋を望んでいました。幼児施設の設計を専門に手掛ける日比野設計様が開催する木造園舎セミナーに参加したのを機に、その豊富な経験を買って設計の依頼を決めました。

 園舎はかざぐるま、子どもはそこを走り回る風の子のイメージです。子どもにとって居心地の良い空間を提供したいという思いから、保育室や廊下など子どもの空間は天井高を住宅並みに抑え、温もりのある木材で仕上げています。屋内木部は見た目の統一感が生まれ、きれいに仕上がったと思います。塗料の臭いが気になることはありません。日々、子どもが園舎で過ごしている姿を見て、新築して良かったと感じています。(談)

風の強い地域であることから、落ち着いた外遊びの空間を確保する狙いで中庭を設けた。ここを中心に、0~2歳児用保育室、3~5歳児用保育室、ランチルーム、遊戯室が、かざぐるまの羽根のように配置される
土合舎利保育園園舎
所在地/茨城県神栖市矢田部7793-16
設計/日比野設計+幼児の城
構造・階数/木造・平屋建て
敷地面積/7179.41m2
延べ床面積/1464.90m2
園児定員/110名
風の強い地域であることから、落ち着いた外遊びの空間を確保する狙いで中庭を設けた。ここを中心に、0~2歳児用保育室、3~5歳児用保育室、ランチルーム、遊戯室が、かざぐるまの羽根のように配置される
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