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日本エンバイロケミカルズ (2013年度タイアップシリーズ(2)「函館 五稜郭」)

伊藤塗装 代表 西山 智之 氏

北海道函館市の五稜郭で2010年度、周囲を巡る堀に架かる木橋の補修工事が実施された。木部の塗り替えに用いられたのが、木材保護塗料「キシラデコールコンゾラン」の前身に当たる「コンゾラン」である。

鎖国の江戸から開国の明治へ、時代が大きく移り変わるその歴史の舞台にもなった北海道函館市の奉行所跡「五稜郭」。1952年に国指定の特別史跡となった星形の城郭は、函館を代表する観光名所として知られている。

2006年度から10年度にかけては、明治初期に解体された奉行所庁舎を復元する工事が実施された。それに併せ、最終年度(2011年3月)までの約1カ月で実施されたのが、周囲の堀に架かる木橋の補修工事だ。

この木橋は、五稜郭内へのメイン通路に当たる一の橋と二の橋という木製の桁橋。補修工事では、欄干のひび割れた箇所に可塑剤を含まないノンブリードタイプのウレタンコーキングを充填したうえで、耐久性の高い木部用の水性塗料として『キシラデコールコンゾラン』の前身であるコンゾランを塗った。

塗装工事を請け負ったのは、地元の塗装会社、伊藤塗装である。代表の西山智之氏は、当時コンゾランを採用した理由をこう説明する。

五稜郭の全景。手前に見える2本の橋が、左から一の橋、二の橋。この2本の橋を渡って郭内に入る

寒暖差で伸縮する充填材に追随耐候性の高さは自ら確認済み

「真冬はマイナス5度くらいまで気温が下がり、夏と冬とで寒暖差が大きいため、伸縮するコーキングに追随できる塗料が求められました。元の塗料はペンキで、3年も経つと弾性を失ってしまいます。そこで、塗膜の伸縮性に富むコンゾランに切り替えました」

冬は寒さが厳しい土地柄ながら、アジア各国から観光客を呼び寄せるほどの観光地だけに、その通行を長い間に渡って妨げるわけにもいかない。「その点、コンゾランは施工性が良く、1時間ほどで乾きます。臭いも感じませんから、観光地で用いるのに適していると思います」と、西山氏は指摘する。

20年ほど前にその存在を知ってからコンゾランを使い続けてきた西山氏は、耐候性には高い信頼を置く。

「函館市内に建つ築40、50年の店舗の外壁塗り替えに採用しました。その後10年が経つのに、塗り替えの必要は生じていません」

さすがに採用当初は、塗装を手掛けた建物で塗膜に何らかの問題が生じていないかが心配で、春先の雪解け時期になると見て回ったという。

「ところが、3年経っても問題が生じた建物はありません。3年経って問題がないということは、信頼を置ける証です」(西山氏)

補修工事の現場監督を務めた中野崎壽穂氏も、厳寒の過酷な気象条件下で、耐候性の高さを発揮する点を認める。「工事後に現地を訪れる機会があって、木部を確認すると良好な状態でした。屋外木部用の塗料として評価できると思います」。

木製の桁橋である一の橋。補修工事ではその奥に見える二の橋とともに、木部に『キシラデコールコンゾラン』の前身である高耐久性塗料「コンゾラン」のチョコレート色を塗った。木部のひび割れには、ノンブリードタイプのウレタンコーキングを充填している

「柔軟」「密着」「通気」を引き継ぎ木材保護塗料塗り仕様にも対応

耐候性の秘密は、塗膜の質にある。コンゾランは高耐久性の水性造膜タイプの塗料。柔軟性があって割れにくく、木部に密着して膨れにくいながらも、通気性に富み、木部表面が蒸れにくい、という特徴を備えた塗膜を持つ。

コンゾランはそうした塗膜の質はそのままに、2012年12月以降『キシラデコールコンゾラン』に生まれ変わった。名称に「キシラデコール」を冠したことに表れているとおり、「木材保護塗料塗り(WP)」の仕様に対応できるようになり、色の種類は木材保護塗料「キシラデコール」と共通性を持つ。

「『キシラデコールコンゾラン』は、施工性が良く安全性が高いので、例えば公園の木製遊具の塗り替えにも利用できそうです。ほとんどの場合、いまのカラーバリエーションで対応できるでしょう」。西山氏は『キシラデコールコンゾラン』にも大きな信頼と期待を寄せている。

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