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経営課題解決シンポジウム Review ポリコムジャパン

ポリコムジャパン

高品質なビデオ会議でのコラボが
結果的には個の力を高めることに

 個の力を高めるには、質の高いコラボレーションが必要――。こう考えるポリコムはビデオ会議を活用するコラボレーションの“場”として、仮想会議室の「ワークスペース」と共同作業施設の「ワークプレイス」を提唱。仕事の効率向上によるワークスタイル変革を推し進めている。

より良いコラボレーションが個の力を高める

横山 大介 氏
ポリコムジャパン株式会社
マーケティング部 
パートナーマーケティング
マネージャー
横山 大介

「ビデオ会議ソリューションを製造・販売しているポリコムは、ふだんからビデオ会議を業務に活用しています。今日はアジア太平洋地域の定例ミーティングの日ですので、その様子をちょっとご覧にいれましょう」

 セッションの冒頭、横山大介氏はこう述べて、各国のオフィス(東京、シンガポール、オーストラリア、インド、韓国)を会場のスクリーンにマルチ表示してみせた。同社がビデオ会議のビジネスを始めてからすでに25年、その経験から同社は「個の力を高めるにはコラボレーションの力を高めることが大切」と考えているのだという。

「大切なのは、人と人の距離を縮めていくことです」と、横山氏は言う。オフィス間の地理上の距離だけでなく、本社・支店といった組織間、トップと従業員、会議室と現場、さらには、海外とつなぐ場合には文化の異なる人同士など、さまざまな距離の問題をビデオ会議で解決することにより、個の力は高まるというのだ。

 ポリコムが提供するビデオ会議ソリューションは、国際標準規格に準拠したオープンなソリューションだ。約900件の特許に支えられた高品質な音声・ビデオ・コンテンツ共有を実現する技術や機能を有するビデオ会議端末をはじめ、ユーザーのさまざまなご要望に対応できるサーバー群で構成されるPolycom RealPresenceプラットフォーム、ERPなどの業務フロー統合用のAPI、サービス、戦略的パートナーとのエコシステムソリューションから構成される。

音声会議、ビデオ会議、およびコンテンツ共有を実現するソリューション
ポリコムの「コラボレーションソリューション」のアーキテクチャ。戦略的パートナーとの提携などにより、優れたユーザーエクスペリエンスを実現
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接続は手元のPCから弊社のパソコン用アプリ Polycom RealPresence Desktopを利用する
http://www.polycom.co.jp/products-services/hd-telepresence-video-conferencing/realpresence-desktop/realpresence-desktop.html

 最大の強みは、フェーストゥーフェース(対面時)と同等の優れたユーザーエクスペリエンスをユーザーに提供できることだ。「長年の経験で培われた優れた技術を駆使して、クリアで臨場感ある音声品質を実現しています」と横山氏は胸を張る。技術面でのその他の特長としては、モバイルを含む多様なデバイスで利用できること、Microsoft Lyncを始めとする他社製ビデオ会議ソリューションとの相互接続性が確保されていること、エンタープライズレベルのセキュリティが担保されていることなどが挙げられる。

 さらに、企業・団体のニーズに合わせて、購入方法や契約形態も多くの選択肢の中から選ぶことができる。実現方式にはハードウェア方式とソフトウェア方式があり、ソフトウェアはオンプレミス(自社設置)でもクラウドでも動作可能。サブスクリプション(購読型)のライセンスも用意されているので、オフバランス化(経費化)も容易だ。採用決定前に試してみたいという企業向けに、体験会「Polycom Day」も定期的に開催している。

コラボの場には臨場感の高いビデオ会議が必要

 ポリコムジャパンは、自らも、4年前からワークスタイル変革を進めてきた。生産性向上、グローバルでの業務効率化、事業継続性の確保を目指して、ダイバーシティ(多様な働き方)戦略の一環として取り組んできたのである。

 特徴的なのは、コラボレーションの“場”を設けていること。「オフィス家具メーカーのSteelcase社の調査によれば、仕事の60%はコラボレーション主導で行われるのに、実際のオフィスにはコラボレーションを実践するための場所が面積比で35%しかないという結果が出ています」と、横山氏。コラボレーションから最大限の成果を引き出してワークスタイル変革を成功させるにはなんらかの形でコラボレーションの“場”を用意する必要がある、とポリコムは考えた。

 そこで、ポリコムジャパンは2種類のコラボレーションの“場”を作ることにした。

 第1のコラボレーションの“場”は、ビデオ会議上に設置できる仮想会議室の「ワークスペース」である。ワークスペースとはユーザーアカウントに紐づいた個人専用の仮想的な会議室になっていて、必要に応じて社内・社外のメンバーを招集できる仕組みだ。あくまでもビデオ会議上の会議室なので、メンバーは実際にはまったく別の場所にいてもよいし、招集できる人数に上限は無い。いろいろな場所からいろいろな人を集めて、その場でコラボレーションができるという特長がある。

 第2の“場”は、「ワークプレイス」と呼ばれる物理的な場である。この“場”にまず求められるのは、使う上での柔軟性が高く、イノベーションを起こすための刺激を利用者に与えられる設計になっていることだ。また、離れた場所にいるメンバーとのコラボレーションを可能とするには、ICTを駆使して濃密なコラボレーションができるコミュニケーションツールを用意しておく必要もある。

 ポリコムのビデオ会議システムは、このワークプレイスのためのコミュニケーションツールとしても使うのにも適する。

「より良いコラボレーションには音声の臨場感がきわめて重要と考えており、下は50Hz、上は最大で22kHzまでをカバーする広帯域の音声符号化方式『HD Voice』を特長としています」と、横山氏は説明した。会場では、アナログ電話(300Hz~3.4kHz)の音声とHD Voice(50Hz~22kHz)の音声を流し、大きな差があることを聴衆に示した。

 このほか、同社のビデオ会議ソリューションには、同時に複数の人の声が聞こえるPolycom Acoustic Clarity テクノロジー、話者の位置を音で判断できるPolycom StereoSurround、雑音を動的にカットするダイナミックノイズリダクション、音量を自動的に調整するオートゲインコントロールといった高度な機能も装備されている。

会議目的の導入が結果的に働き方の変革に

 ポリコムのビデオ会議システムは、すでに多くの企業・団体でコラボレーションを促進するためのツールとして使われている。

ワークスタイルの変革、多様な働き方を実現
「働く」中で重要な「コミュニケーション」。いつでも、どこでも、遠く離れた人とのコミュニケーションを実現する。
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 例えば、Shop Japanのブランド名でテレビショッピングを展開している株式会社オークローンマーケティング(本社:愛知県名古屋市)は、オフィスのコラボレーションを促進する目的でポリコムのビデオ会議ソリューションを選択。名古屋・東京・大阪・九州・札幌・千葉・米国シカゴ・中国深センの各拠点にまたがるコラボレーションが進むにつれて、日常のワークスタイルも変わってきたという。

 また、オーストラリアの消防組織であるNSW Rural Fire Service(NSW地方消防サービス)(本部:オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州)は、消防隊員と7万人のボランティア間で火災の発生状況を共有するためのツールとしてポリコムのビデオ会議ソリューションを採用。80万平方kmもの広大な地域での活動を効率的に行えるようになった結果、消防隊とボランティアのワークライフバランスも改善することができた。

 さらに、酢などの調味料を始めとする食品の製造・販売に携わる株式会社Mizkan Holdings(ミツカンホールディングス)(本社:愛知県半田市)は、海外拠点とのコミュニケーション用にポリコムのビデオ会議ソリューションを導入。国内13拠点・アメリカ・イギリス・中国の各地を結ぶ日常の業務会議のほか、経営会議や企画会議にも活用している。“宿泊出張なし”の会議が社内で定着するにつれて、会議出席者のスケジュール調整に費やされていた時間が減少。効率の高いワークスタイルによって、仕事と生活の調和を目指すワークライフバランスも進み始めている。

 セッションの最後に、ポリコムビデオ会議ソリューションのデモンストレーションも行われた。接続先は、セミナー会場(東京都千代田区)、ポリコムの日本法人であるポリコムジャパン(東京都新宿区)とシンガポール法人のオフィス、ポリコムジャパン営業担当者の外出先、広告代理店の5か所。iPad(タブレット)のアプリやPCのWebブラウザーも加わった多地点のビデオ会議であるにもかかわらず、画像・音声とも品質は良好。会議資料のファイルも分割画面で共有でき、コラボレーションの質は会議室に集まって開く普通のミーティングとさほど変わらないことが確認できた。

お問い合わせ

ポリコムジャパン株式会社
TEL:03-6892-5945 (購入前問合せ専用)
購入前問い合わせフォーム:http://www.polycom.co.jp/forms/contact-polycom.html