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CityNext Headline|海外事例

CtyNext 都市のさまざまな問題をICTで解決 マイクロソフトのソリューションが世界で利用される理由とは

人口の集中、高齢化の進展、社会インフラの老朽化、財政の逼迫など、世界中の都市がさまざまな課題を抱えている。マイクロソフトのCityNextは、クラウド、ビッグデータ、モバイル、ソーシャルのテクノロジーを利用して、それらの課題の解決を支援するイニシアティブだ。
都市における人の移動の効率化という課題に、早くから取り組んできたマイクロソフトは、時刻表や路線図、運行状況の情報に利用者が簡単にアクセスできるICTの仕組みを世界各国の自治体に提供している。

London 設備からのデータをIoTとクラウドで監視運用

 世界最古の地下鉄として知られるイギリスのLondon Underground(ロンドン地下鉄)は、現在、年間10億人超の乗客が乗り降りする巨大な公共交通機関へと成長している。その設備に対する監視と運用を統合化・自動化するために同社が採用したのは、「モノのインターネット」(IoT:Internet of Things)に向けてマイクロソフトが開発したAzure Intelligent Systems Serviceだった。

 システム開発を担当したのは、TelentとCGIの2社である。以前は手動で行われていた監視業務を統合化・自動化するために、両社は機器からのデータをクラウドで直接処理する最新の方式を選択した。線路や駅構内、エスカレーター、エレベーターに設置された監視TVカメラなどの装置から送られてくる計測データ(温度・湿度・振動など)や警報信号をマイクロソフトのクラウドサービス、Microsoft Azureで処理。その結果を中央監視センターの画面に表示するシステムを作り上げた。現場で働く設備保全や保線の担当者向けには、モバイルデバイスから同じ情報にアクセスできるアプリを提供している。

 この他、クラウドにある大量の監視データを分析することによって、装置の劣化や故障も予測できるようになっている。

Helsinki 市営バスにセンサーを取り付けてデータ分析

 フィンランド共和国の首都であるヘルシンキ。約60万人が住むこの都市では、市営バス(HelB)がマイクロソフトの技術を活用してビジネス面での優位性を保持することに成功した。HelBは民間バス会社との競争に直面しており、コスト削減とサービス向上が求められていたのである。

 HelBが選んだのは、保有する全400台のバスにセンサーを取り付け、得られたデータを分析することだった。収集するのは、加速度、走行速度、エンジン温度、燃料消費量、ブレーキ動作、GPSからの位置情報のそれぞれ。データはMicrosoft SQL Serverに格納された上で分析が行われる仕組み。レポート表示にはMicrosoft SharePoint Serverが使われる一方で、急ブレーキが多い場所をPower Map for Excelで分析してBing Mapsで地図上に示す機能なども作り上げた。システム開発を担当したのは、マイクロソフトのパートナー企業としてデータウェアハウス構築などに定評のあるCGIである。

 主な成果としては、「燃料消費量5%削減」「顧客満足度7%向上」「運転手の技能向上」「乗り降りの円滑化」「安全確保」など。問題のある道路を改善するための情報を市の道路整備グループに提供することも可能にした。

Buenos Aires CityNextを渋滞緩和と市政効率化に役立てる

 アルゼンチン共和国の首都であるブエノスアイレスは、市内の人口が約300万人、大ブエノスアイレス都市圏では約1280万人という巨大な都市である。

 同市がICTに解決を託した課題は、交通渋滞の緩和と市政の効率化の2つ。マイクロソフトのCityNextイニシアティブに参加して、モバイルアプリとダッシュボードを導入することにより、どちらについても大きな進展が見られた。

 モバイルアプリ「BA Móvil」と「BA Cómo Llego」を開発したのは、Kwanというモバイル専門のアプリ開発会社である。Windows Phoneベースの「City Phone」にこのアプリを組み込むと、交通機関、駐車場、運行状況などの情報を容易に知ることができる。レンタル自転車などの代替手段の提示により、通勤方法を変える人も出てきたという。

 一方、地元ITコンサルタントのHexactaが開発したのは、同市の市民サービスポータル「SUACI」上で動作するMicrosoft SharePointベースのダッシュボード。市のプロジェクトを市民に公開するためだけでなく、ソーシャルメディアに投稿された市民の声を市職員が知るためにも使われている。

 この他、同市はマイクロソフトのBizSparkとYouthSparkを若者の就労やベンチャー企業の育成に活用している。

Cape Town モバイルアプリで公共交通機関の利用を促す

 南アフリカ共和国のケープタウン(西ケープ州)の人口は、約370万人。同国第2の都市は、「City of Opportunity」(機会のある市)を目指している。

 同市が抱えていた課題の一つは、市内の交通インフラ整備だった。過去のアパルトヘイト政策のなごりから、貧困層が遠く離れた職場まで公共交通機関で通勤しなければならない一方で、富裕層のマイカー移動によって交通渋滞が起きていたのである。ミニバスタクシーという非公式の交通機関もあったが、路線が一定せずダイヤもない状態だった。

 そこで、同市はICTで公共交通機関を使いやすくしようと企画。マイクロソフトのCityNextイニシアティブに参加し、その支援を受けて、モバイルアプリの開発を地元のIT企業WhereIsMyTransportに依頼した。完成したWindows 8アプリの「FindMyWay」は、Microsoft Azure上の交通管理システムにスマートフォンなどからアクセスでき、6つの交通機関のダイヤや路線をいつでも調べられるというもの。公共交通機関の乗車率が高まり、交通渋滞が緩和され、環境保護にも役立つと同市は期待している。

 この他、同市は教育の充実、就労や起業の支援を目的として、マイクロソフトの4Afrika、BizSpark、YouthSparkなどのイニシアティブにも参加している。

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