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交流促進と生活環境の向上が目標

蘇州日商倶楽部、交流促進と生活環境の向上が目標

Q 蘇州日商倶楽部とは、どういった組織ですか。

山本健氏
蘇州日商倶楽部 事務局長

A  1994年に設立された「蘇州日本人会」が母体になっています。蘇州地区に投資する日本企業の情報交換や交流の場を提供するのを目的とした倶楽部です。1999年10月に現在の名称に変更しました。  

会員は、法人と個人の2種類があります。法人会員は蘇州地区に営業登記している日系の現地法人が対象です。個人会員は、法人会員としての資格を持たず、中国に駐在する日本国籍の人が対象となります。例えば、会社は上海にあるけれども、仕事の関係で蘇州の企業と情報交換したいと考える駐在員が個人会員として入会します。  

2015年2月末時点で、法人会員588社、個人会員90名。とても大きな組織です。

Q 仕事に関する情報交換が中心ですか。

A  そうではありません。もちろん、仕事面での情報交換と親睦のために、労務や法務の勉強会を開催したり、近隣の開発区を視察したりもします。これだけでなく、会員やそのご家族の親睦活動としてゴルフコンペや夏祭り、クリスマスパーティなどの行事も催しています。

2005年に開講した蘇州日本人学校も我々が支援しています。蘇州日商倶楽部が中心となって、寄付を募り、日本の文部科学省と蘇州市の市政府に働きかけ、中国政府の認可を得た学校として開校しました。先ほどお話した夏祭りは、蘇州日本人学校の校庭で開催します。3000人近くが集まるとても盛り上がる夏祭りです。

Q 近隣には、同様の日本人組織が数多く存在するのですか。

A  華東地域には、蘇州のほかに、上海や無錫、南京、杭州、常熟などにも商工会組織や日本人会があります。蘇州日商倶楽部は、この中でもトップクラスの大きさを誇る会です。毎年、華東地域の日本人組織が集まって、華東地域日商倶楽部懇談会が開催されています。全国の日本人組織が北京に集まって、全国日本人交流会も開催されています。

Q 生活面で役立つ情報も提供しているのですよね。

A  はい。衣食住の情報などをインターネット上で発信しています。例えば、日本の食材を販売しているスーパーや日本語が通じる病院、衣料品店、ホテル、学校の情報などです。リスト化して、連絡先を掲載しています。蘇州市の簡単な観光案内や、蘇州の日本人が自主的に運営するサークル活動についても紹介しています。