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part3:家庭用パワーコンディショナ「RPI Hシリーズ」

マルチストリング対応で、システム全体の変換効率を向上
図3●家庭用パワーコンディショナ「RPI Hシリーズ」
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「RPI Hシリーズ」は、家庭用太陽光発電システムでの利用に最適な、単相パワーコンディショナである(図3)。4.0kW~5.9kWまで定格出力の異なる4モデルを用意している。デルタ電子が誇る高効率の電力変換技術を駆使し、4.0kW品と4.5kW品では96.5%、5.5kW品と5.9kW品では96.0%と高い変換効率を実現している。

RPI Hシリーズでは、マルチストリングに対応している。これによってシステム構成を簡略化し、システム全体の変換効率を高いレベルで維持できる。多くの太陽光発電システムでは、複数枚の太陽光パネルを組み合わせてストリングと呼ぶ1単位を構成し、数ストリング分を1台のパワーコンディショナに接続する構成を採っている。住宅の屋根などパネルを設置する場所が複雑で、ストリングごとの枚数合わせが難しい場合がある。こうした場合、これまでのパワーコンディショナでは、外付けの接続ボックスや昇圧ボックスを介して接続する必要があった。

RPI Hシリーズでは、パネルの枚数が異なる複数のストリングを、外付け装置なしで接続可能である。このため、太陽光発電システム全体での効率を高いレベルで維持することができる。接続可能なストリング数は、4.0kW品が2回路、4.5kW品と5.5kW品が3回路、5.9kW品が4回路である。

また、複数台の連系も可能であり、組み合わせた後の出力が50kW未満の低圧連系であれば、さまざまな太陽光発電システムに利用できる。一般財団法人 日本電機工業会(JEMA)が定めた、瞬時電圧低下や周波数異常などが起きた時の運転継続性能のFRT(Fault Ride Through)要件にも対応している。

さらに、屋外の限られたスペースにも設置できるようにするための多くの工夫を盛り込んでいる。まず、設置面積が小さく、重量も20kg~25kgと軽い。加えて、各方面から高い評価を得ているデルタ電子の熱管理技術を駆使することで、放熱板を使った自然空冷の完全密閉構造を採用。これによってIP65という防塵・防水性能を実現している。ファンレスであり、静音性も確保している。筐体には、アルミシャーシを用いることで赤錆や腐食などの塩害を防いでいる。

通信端子に接続して利用する専用モニターやエネルギー計測ユニットなど、遠隔監視に向けたオプションを発売する予定である。

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