本当に”やめとけ”なのか?デル・サーバー3つの誤解、そして真実とは?

デル・サーバーに対する誤解① 価格はリーズナブルだが信頼性が低く、重要なシステムでの利用は無理

真実の姿 業界大手のISVと密に連携し、
製品開発の上流から信頼性アップのために徹底検証

「信頼性に不安があり、重要な業務では、怖くて使えない」――。デル・サーバーに対して漠然とした不安を持つ人は少なくない。これはクライアントPCの成功体験でサーバーの認知が十分でないことが大きな理由の一つだが、「実際にデル・サーバーを導入しているお客様からは価格だけでなく、先入観と間逆な信頼性についても高い評価を頂いています。その理由には、大きく次の3点があります」と魚田氏は訴える。

デル株式会社
マーケティング統括本部法人マーケティング本部
ソリューションマーケティングマネージャー
魚田直良氏

サーバーベンダーが各種独自開発の管理ソフトなどを作る中、デルの大きな特徴の1つが、ベンダー独自の技術を排したオープンなプラットフォームを採用し続けていること、マイクロソフトやヴイエムウェア、レッドハットなど業界をリードする独立系ソフトウェアベンダー(ISV)との密接なパートナーシップにより、業界標準のソリューションを共同開発し、製品開発の上流から信頼性を確保したサーバーを提供していることだ(図1)。デル日本法人のソリューションラボ見学者は「ここまでの検証を徹底して実施していることは驚愕に値する」と口を揃えるという。

図1 業界をリードするISVとのパートナーシップ

「お客様の中にはサーバーにOSを載せてみると、予定通りに動かないという経験をされた方も少なくないと思います。むしろ思ったとおりに動かない経験が一般化してしまい、ソフトとハードの境界のグレーエリアの問題であるため、お客様自らの責任で、納得のいくまで事前検証を重ねるしかないと思っていらっしゃいます。そんな中、『デルのサーバーだけは確実に動く』とお話いただけるお客様やパートナー様も多いです」。その理由は、デル創業以来のDNAとも言える、常に顧客本位のスピリットだと魚田氏は説明する。「OSが確実に動き、高いパフォーマンスを発揮するためにはどうしたらいいか、そのためのハードウェア、BIOS、ドライバはどうしたらいいかを、デルと各ISVの両社で、担当者から幹部レベルまで密に連携し、解決しています。」

「このようにデルは、業界をリードするISV各社と、ハードウェア/ソフトウェア間の相互接続性の動作確認、BIOS/ドライバー対応含めたシステムサポートまで、検証段階からさまざまな局面で共同活動を行っています。こうした世界の主要ISVとの強力なパートナーシップで生まれた技術を標準化していち早くお客様に提供するとともに、製品開発の上流での共同検証によって裏付けられた信頼性は他社にない優位性です」(魚田氏)

2つ目が、ハードウェアの信頼性を向上する機能の実装である。「例えば、デル・サーバーの主要なモデルでは、サーバー仮想化用のハイパーバイザーを搭載したブート用SDカードを2個搭載できるようになっています。仮想化環境では複数のシステムを集約して動かすためサーバーの信頼性・可用性がキーになりますが、この機能については、医療系のお客様から『ハイパーバイザーのvSphere ESXiを搭載するSDカードの冗長化は他社のサーバーにはない機能で、万が一仮想マシンが立ち上がらなくなった場合にも有効に活用することができます』とお褒めの言葉を頂いてます。このように、あくまでも標準化技術を用いながらも信頼性を上げる仕組みをきめ細かく実装しているところがデル製品の特徴です」と、魚田氏は説明する。

3つ目が、サーバーの死活監視、ログ監視、障害対応に向け、充実したサーバー管理ツールを提供していることだ。サーバー管理ツールには、スマホでのリモート監視やサーバーの前でのパソコンからUSBで繋いで管理するなど、いつでもどこからでも対応が必要なサーバーについて迅速にアクションを取れる機能が求められる。デルのサーバー管理ツールには、信頼性の高いサーバー運用に向け、個々のサーバーに組み込まれ、単一のサーバー管理ができる「iDRAC (統合デルリモートアクセスコントローラー)」と、複数のサーバーを統合管理できる「OpenManage (オープンマネージ)」というツールがあり、サーバー管理者にとって直観的で効率的なサーバー運用を可能にする。

「最近、当社サーバーを265台使用されているお客様から『管理ツールのDell OpenManage Essentials を使えば、グラフィカルに監視することができ、メモリエラーなどもすぐに検知できるので、ハードウェア面の管理は問題ありません。ジョブ管理ツールなどと一緒に使えば、正常に稼動していることを確認できます。それ以上に、デルのサーバーは故障率が非常に低いので、助かっています』という言葉も頂いています」と魚田氏は説明する。

デル・サーバーに対する誤解② エントリーモデル中心で、業務システムや話題のIoTには使えない?

真実の姿 次世代ERPやIoTの活用を加速させる、
多彩な製品ラインナップを用意

「デルのサーバーはコストリーダーシップを発揮し易いエントリーモデルが中心。だから高い性能が求められる業務システムや先端IoTの用途では使えない」というのも誤解の一つだ。魚田氏は、「デル・サーバーと言えば数台のPCをまとめるだけの部門向けのエントリーモデルを想起するお客様もいらっしゃいますと思いますが、エンタープライズ企業でのビジネスの中枢を担うミッションクリティカルな業務、金融機関、クラウド事業者様にも対応可能なハイエンドモデルまで、様々なお客様のニーズに応える幅広いラインナップを揃えています。ハイエンドの4ソケットサーバーのモデルだけでも、次世代ERPのSAP S/4HANA向けや、拠点向けタワー型コンバージドインフラ等お客様の様々なニーズに合わせて4モデルもの製品を提供しています (図2)。最近の事例ですと、製造業を中心にデルの4ソケットサーバーの採用が進んでいます」と、説明する。

図2 デルが2016年6月にリリースした新4ソケットサーバーのラインアップ

また、デルは2012年にWyse社を買収し、シンクライアントの世界出荷台数で主要ベンダーとなり、VDIシステム向けに多数のサーバーも合わせて販売してきたが、昨年にはIoTゲートウェイと呼ばれるセンサーからのデータを吸い上げるネットワーク機器の販売も開始し、近年、多くの企業で導入が急務となっているIoT向けシステムを意識してデル・サーバーの製品ラインアップは強化されている。

「VDI向けシステムと同じく、IoT向けシステムでは多数の機器とリアルタイムにデータをやり取りするために最先端SSDの活用が不可欠です。デルは大手サーバーベンダーの中で他社に先駆けて2014年3月にSAS SSDの約3倍速いNVMe SSDを採用し、2014年9月には高密度化された1.8インチSSD、2015年11月には大容量で低コストなTLC SSDも他社に先駆けて採用してきました。実際に、1Uのラックサーバーにもかかわらず1.8インチの SSDを24台搭載しI/Oアクセス処理スピードを高めたPowerEdge R630はIoTシステム向けに最適です。また、ローエンドの1Uラックサーバーにもかかわらず、PowerEdge R430は、4基のLANポートを標準搭載するなど、IoT時代に大容量データのやり取りをスムーズに行うためのネットワーク機能の強化が徹底されています。」と魚田氏は解説する(図3)。

図3 デルの新2ソケット1Uサーバーのラインアップ

さらにデルは、次世代標準となりえる先進技術を活用したサーバーをユーザーと共同開発し、最先端の超大規模ハイパースケールのシステム導入ニーズにも応えている。「今年6月に公表しましたが、テキサス大学オースチン校の先端コンピュータセンター(TACC)様とは、Intel® Xeon Phi™ とIntel® Omni-Pathアーキテクチャーを基盤にし、18ペタフロップスの性能を目指すHPCサーバを開発中です。また、米国eBay様とはCDU(Cooling Distribution Unit)を使用せずに水を直接ラックに流し込み、PUE1.03を目指す新型の水冷サーバも開発中です。デルはエントリーシステムから、基幹システム、超大規模ハイパースケールのシステムの開発まで、幅広いお客様のニーズに応えています。」(魚田氏)

デル・サーバーに対する誤解③ サービス・サポートが不十分で、トラブルが起きても解決に時間がかかる

真実の姿 国内のコールセンターと
200か所の保守拠点、1,200名以上のエンジニアが
万全のサポートを提供

「デルのサポート拠点は中国にあるため、話が通じにくいし、対応も遅い」という声も、少なからず聞かれる。

この声に対して魚田氏は「まず最初にお客様が驚かれることとして、デルが全国200か所の保守サービス拠点を持っていることがあります。一般的に外資系は、サービス拠点が少ないものとの先入観を持たれるお客様が多いですが、デルは違います。また、保守サービス拠点から約1,200名のエンジニアが現場の保守対応を行っています。お客様に近いところでのサポートをまず最初に考えます。更に、デルではサーバーやストレージ、ネットワークなどエンタープライズ製品については川崎、宮崎をはじめとする国内のコールセンターからサポートを提供しています。」と強調する。

さらに、川崎本社に設置されたグローバルコマンドセンターが保守・サポートの集中監視を行っており、サポート依頼の受付からパーツの在庫確認と手配、エンジニアのアサインなどの各サポートフェーズの進捗状況を常時モニタリング、迅速なトラブル対応に繋げている(図4)。

図4 川崎本社に設置されているグローバルコマンドセンター

このような体制により、エンタープライズ製品だけで35万台におよぶシステムのサポート、3万件の年間コール数を受け付けており、現在では顧客満足度も、コールサポートが95%、オンサイト保守が96%に達している。

さらにシステム運用の効率化や可用性向上にフォーカスした、4つの保守サポートメニューも提供(図5)。「例えば、専任のテクニカル・アカウント・マネージャがサポートする『プロサポートプラス』を導入して頂いたお客様のシステムについて、夕方に発生した重度障害に対して、リモートからの確認に基づくサポート体制の構築をはじめ、エンジニアの現地へのアサイン、およびオンサイト対応により、障害復旧と原因の究明を日付が変わらないうちに行ったケースもあります」と魚田氏は強調する。

図5 充実した4つのサポートメニューを用意

このほかにも、サーバーハードウェアの長期運用に対応する6,7年のサポートオプションが標準で用意されていることもデルならではの優位性だ。

「クラウド/IoT時代になり、パブリッククラウドで動かすシステムは、必要に応じてすぐ使用を止めることが可能になりました。一方で、プライベートクラウドや社会インフラに組み込まれるIoTのシステムは長期間じっくり使うようになります。後者のシステムはどんどん入れ替えるのではなく、より堅牢で安定したものを長期間利用することになります。多くのサーバーベンダーの最大サポート期間が5年間の中、デルはサーバーで最大7年のサポートを、サポート契約時に標準メニューから選択できます。これがデルの強みです」と魚田氏は強調する(図6)。

図6 デルのホームページで1ソケットタワーサーバーの7年保守が普通に選択可能

このようにデルはサーバーの信頼性向上、ラインナップの拡充、そしてサポート体制の強化を継続して進めている。サーバー選びに悩まれているのであれば、ぜひ一度、デル、そして販売パートナーにコンタクトしてみるのはいかがだろうか?

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